サッカーのアジア杯の決勝戦、日本チームはオーストラリアに延長戦まで戦って勝利した。かなり厳しい試合であったようだ。スポーツとなるとカミさんは関心が高く、昨夜も頑張って見ていたようだ。私はやっぱり怠け者で、朝のニュースで分かればいいとばかりに先に寝てしまった。準決勝の韓国戦の時も、前半の試合まではテレビで観戦していたけれど、かなり押し気味の試合であったのに1点を先取され、ダメかと思っていたら同点に追いついた。勝っても負けてもきっといい試合になると思ったので、結果は翌日でよいとばかりに眠ってしまった。
私の高校はサッカーの名門校で、体育の時間はほとんどサッカーだった。走ることは好きだったから、授業がサッカーに変わることは何も苦にならなかったけれど、サッカーは格闘技のようなところがあるので、ぶつかり合ってメガネを壊して親に苦労をかけた。私が生徒会長をしていた時、サッカー部が県大会で優勝し、西宮球場での全国大会に出場することになった。地元の観光会社に掛け合ってバスの手配をしたり、応援団を作り3年生の親しい先輩に頼んで団長を務めてもらったり、全国大会への準備に追われた。試合は1回戦で敗退だったけれど、次の試合までの段取りは全く出来ていなかったから、負けてよかったと思った。
昨夜から強い風が吹いていると思ったら、今朝は雪が積もっていた。16日ほどの降り方ではなく、午前10過ぎ頃からは止んでしまった。しかし、明日の朝はもっと雪が多いとの天気予報に、カミさんは「タイヤチェーンを着けておいた方がいいかしら」と言う。明日の朝からは午前7時30分には出勤しなければならないのだ。朝、雪の中でオタオタするよりは、太陽のある今のうちの方がいい。「これから着けるから手伝って」と言う。鎖状のタイヤチェーンではなく、ゴムバンドに鉄の爪の付いたもので、私も始めての体験である。
太陽は出ていたけれど風は強く、作業をしていても余りの寒さに鼻水が落ちてくる。私はこのゴムバンドのものは初めてだが、鎖状のものだって着けたことのないカミさんが、説明書を見ながらアレコレと指図する。なんとまあー、気の合わないチームかと思うほど、やることがチグハグになってしまい、1時間以上かかってしまった。やっとの思いでしっかり準備出来たのだから、きっと明日の朝は雪などない天気になっているだろうが、出来ることならドカ雪になって欲しいものだ。そうでなければ、寒さの中でぶつかりながらやった価値がない。どうなのだろうか。
まだ、子どもたちが幼かった頃、雪国を見せてやろうと思って、琵琶湖の北の余呉湖へ車で出かけた。国道8号線はすでにタイヤチェーンなしでは通行できない。私は雪の中で黙々とタイヤチェーンを着ける作業をした。車の中のカミさんとふたりの子どもは「まだ出来ないの」という顔で時々、作業状況を見守る。寒いと言うよりも汗びっしょりだった。こちらでは見られない雪景色に、長女は大喜びだったけれど次女は半べそだった。駐車場に止めた車は翌朝、スッポリと雪に埋もれ、どこにあるのか分からないほどだった。
再び訪ねてみると、「もうあれほどの雪は降らない」と余呉湖の宿の人は言う。雪はすっかり少なくなったようだけれど、明日はどうなのだろう。
私の高校はサッカーの名門校で、体育の時間はほとんどサッカーだった。走ることは好きだったから、授業がサッカーに変わることは何も苦にならなかったけれど、サッカーは格闘技のようなところがあるので、ぶつかり合ってメガネを壊して親に苦労をかけた。私が生徒会長をしていた時、サッカー部が県大会で優勝し、西宮球場での全国大会に出場することになった。地元の観光会社に掛け合ってバスの手配をしたり、応援団を作り3年生の親しい先輩に頼んで団長を務めてもらったり、全国大会への準備に追われた。試合は1回戦で敗退だったけれど、次の試合までの段取りは全く出来ていなかったから、負けてよかったと思った。
昨夜から強い風が吹いていると思ったら、今朝は雪が積もっていた。16日ほどの降り方ではなく、午前10過ぎ頃からは止んでしまった。しかし、明日の朝はもっと雪が多いとの天気予報に、カミさんは「タイヤチェーンを着けておいた方がいいかしら」と言う。明日の朝からは午前7時30分には出勤しなければならないのだ。朝、雪の中でオタオタするよりは、太陽のある今のうちの方がいい。「これから着けるから手伝って」と言う。鎖状のタイヤチェーンではなく、ゴムバンドに鉄の爪の付いたもので、私も始めての体験である。
太陽は出ていたけれど風は強く、作業をしていても余りの寒さに鼻水が落ちてくる。私はこのゴムバンドのものは初めてだが、鎖状のものだって着けたことのないカミさんが、説明書を見ながらアレコレと指図する。なんとまあー、気の合わないチームかと思うほど、やることがチグハグになってしまい、1時間以上かかってしまった。やっとの思いでしっかり準備出来たのだから、きっと明日の朝は雪などない天気になっているだろうが、出来ることならドカ雪になって欲しいものだ。そうでなければ、寒さの中でぶつかりながらやった価値がない。どうなのだろうか。
まだ、子どもたちが幼かった頃、雪国を見せてやろうと思って、琵琶湖の北の余呉湖へ車で出かけた。国道8号線はすでにタイヤチェーンなしでは通行できない。私は雪の中で黙々とタイヤチェーンを着ける作業をした。車の中のカミさんとふたりの子どもは「まだ出来ないの」という顔で時々、作業状況を見守る。寒いと言うよりも汗びっしょりだった。こちらでは見られない雪景色に、長女は大喜びだったけれど次女は半べそだった。駐車場に止めた車は翌朝、スッポリと雪に埋もれ、どこにあるのか分からないほどだった。
再び訪ねてみると、「もうあれほどの雪は降らない」と余呉湖の宿の人は言う。雪はすっかり少なくなったようだけれど、明日はどうなのだろう。