友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

節約は大事だが‥

2013年12月11日 18時23分14秒 | Weblog

 中日、朝日、読売新聞それに加えて政党の新聞と4紙も購読していた。実際、各紙とも隅から隅まで丹念に読むというわけではなく、行きがかりで購読していた。今の高校生がどのくらい新聞を読むのか知らないが、私が高校生の頃の我が家では、中日、朝日、毎日新聞の3紙を取っていた。中日は祖父が、朝日は父が、すると毎日は誰のリクエストだったのだろう。私は毎日が好きで、中でも特集『教育の森』を読み、その取材力に感銘を受けて、新聞記者になりたいと思った。

 4紙も購読していると結局は溜まるばかりで、カミさんから「そんな余裕はありませんから、1紙に絞ってください」と宣告された。そうなれば仕方ない。中日新聞を残して全て解約した。朝日新聞のことを未だに「アカ新聞」と決め付ける人がいるけれど、そういう人は最近の朝日新聞を読んでいない。残念ながら朝日新聞には興味深い記事が無くなった。「天声人語」と「中日春秋」と読み比べてみれば、どちらが格調高いか分かると思う。朝日新聞で私が読んでいたのは、連載の特集記事と書籍の紹介記事である。これが読めないのはちょっと残念だ。

 カミさんは来年の消費税3%値上げを見越して、節約できるものから整理している。明るい部屋、暖かい部屋が好きな私はスイッチを入れておくのだが、その後から切られてしまう。食事は別に食べられればいいし、着る物は昔のものがたくさんある。何か新製品で買いたいという物はない。こうしてパソコンが出来て、暑さ寒さが防げるなら、特に求めるものはない。おそらく年寄りの多くが私と同じではないだろうか。NHKテレビで、「団塊世代を使って地域のまち起こしを」と報じていたけれど、女性たちと違って男性はなかなか地域に溶け込めないようだ。

 そんな男性でも、頼られれば動く。頼りにされるというのは気持ちよいからだ。ある程度の年金が入る人なら、無償でも地域のために働いてくれる。そうした場をどうやって作っていくかが課題である。人は幾つになっても人の輪の中にいたいものだ。輪があまり大きくなりすぎると負担感も生まれてしまう。適当な場所と適当な仲間が揃えば、老人パワーも発揮されるだろう。節約も大切だが、輝いていることの方を選びたいと思う。

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