友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

昨日の選挙

2016年04月25日 17時37分05秒 | Weblog

 昨日の選挙、やっぱりという気がした。夏の参議院選の前哨戦といわれた衆議院の補欠選挙は大方の予想通りの結果だった。京都3区は育児休暇を提案していた自民党議員が不倫問題で辞職したので自民党は候補者を立てなかったから、野党の乱立となり民進党候補が当選した。これに対して北海道5区は町村前衆議院議長の死去による補欠選挙だけに、自民党としては絶対に負けられない戦いであった。しかも、自民に対して野党が結束して戦う構図だった。

 野党共闘の候補者は、福祉関係の仕事を続けてきた43歳のシングルマザー。北海道を愛して札幌に住居を移し、北海道大学の公共政策大学院に入学し、現在は研究員として地域活性化などの公共政策を研究している。フェイスボックに「池田真紀の演説が凄い」と取り上げられていた。2人共に無名の候補者だが、当選した和田候補は町村氏の娘婿だけに知名度はなくても組織票は硬い。

 事前調査ではほぼ互角と言われていた。選挙結果だけを見れば得票差は小さい。和田候補は町村の姓を名乗っていないが、その前の選挙の町村氏の得票数より多い票を得たから、自民・公明が組織をフルに使ったのだろう。接戦だったので、民進党が「大きな成果だった」と言うのも間違いではないが、小沢一郎氏が言うように「負けは負け」である。

 私が一番気になるのは、接戦だった北海道が57%、京都はわずか30%の投票率にある。私の友だちの市議は、まだ若いのに自分は退いて家族を立候補させたが、最下位での当選だった。4年前は家族2人での立候補だったので、「思い切ったことをするなあー」と感心したが、結果は彼が当選したのに家族の人は落選だった。今回は雪辱を晴らすトップ当選かと期待したが、そうならなかった。

 先回の2人の得票の合計は1500票あったのに、今回は629票しかない。どんなふうに彼がこの選挙を分析するのか、いずれブログに載せるだろうが興味深い。ヨーロッパの人たちは日本の選挙で投票率が低いことに驚いている。首長選挙などは50%以下のところが多い。投票率30%で当選しても本当に民意とは言えないはずだ。投票率30%、これって民主主義なのだろうか?

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする