また、強い風が吹いている。熊本で震度7の大地震が起きた翌日なので、強風が不気味な感じがする。昨日はマンションの友だちにチューリップを見にきてもらったが、今日にしなくてよかった。この風ではルーフバルコニーに出られない。咲き終わりのチューリップが風に花弁をもぎ取られて可哀想だ。昨日は穏やかでチューリップを見てもらうにはちょうど良かった。
お茶を飲み、お菓子をいただき、しばし贅沢な時間を過ごすことが出来た。みなさんにお好きなチューリップを持ち帰ってもらったが、その時、「これ、ちょっと変わっているわよ」と友だちが言う。見ると1本の茎が2本に分かれて花を咲かせていた。同じ土で、同じ時期に、同じ球根を植え付けたのに、大きな花になるものもあればこういう奇形なものもある。それが自然というものだろう。
4月になって、各テレビ局は番組を新しくした。これは年寄りの感想だと思うけれど、面白い番組がなくなった。バラエティーのような番組は増えたけれど、それが私にはウルサイだけだ。政権批判をしていた番組は、「ウワサ」通りなくなった。テレビで流されていたCMが突然中止になったという。その商品を作っている会社に「抗議」が殺到し、会社は謝罪して放映を取りやめたというものらしい。
いきさつは知らないが、個人的なことに批判が集中する傾向が強い。情報伝達が発達し、誰でも自分を隠して発信できる。するとヘイトスピーチのような差別言語がまかり通る。ひとりでは言えないが大勢なら平気になれる。誰でも、何を発言してもいいと思う。けれどもちゃんと顔を出してものを言うべきだ。これだけ大勢の人がいるだから、当然いろいろな意見があるべきだ。
「これは奇形だ」と切り捨てないで欲しい。「これは自分とは意見が違う」と発言を封じ込めてはならない。テレビ局や新聞社がそれぞれに自分の主張を持つべきだ。支持するかしないかは受け取る私たちが判断する。受け取る側は発する側にいろいろ要望することだ。受け身から働きかける身になっていくことが健全で豊かな社会を創ると思う。
明日は私の72回目の誕生日。よくここまで生きてきた。誕生日のメールを期待しているが、ムリかな?