友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

「祝賀御列の儀」と水木しげるのマンガ『猫楠』

2019年11月10日 17時28分12秒 | Weblog

 東京にいたら、祝賀パレードを見に行っていただろうか。私が最も記憶に残るパレードは、美智子上皇后が結婚した時のものだ。まだ、白黒のテレビだった。民間から始めて皇室に入られるということで話題になっていた。お二人の出会いがテニスだったから、テニスをする人が急に増えた。中学校のテニス部も人気があったが、教える先生はいたのだろうか。

 昨夜は経団連などが中心となって、天皇の即位を祝う祝賀式典が行わた。有名な女性の指揮者によるオーケストラ、盲目のピアニスト辻井伸行さんの演奏、そして人気アイドルグループの『嵐』が歌い、雅子皇后が頬をぬぐう場面もあった。ちょっとアレッと思ったのは、天皇・皇后が退席される時から姿が見えなくなるまで、「バンザイ」を叫ぶ大きな声が続いたことだ。

 今日の「祝賀御列の儀」にも大勢の人が詰めかけ、日の丸の旗を振った。所々に自衛隊や消防庁や警察庁などの音楽隊が配置され、演奏をされる中を車列がゆっくりと通過して行く。国民がこれほど熱狂してパレードを見守ったのだから、演出は大成功だっただろう。カミさんはどこのテレビ局が「一番丁寧か」とチャンネルを回して見ている。

 私は相変わらず体調不良なのか、鼻水が流れ落ちるので、フトンに潜り込んで、上を向いて本を読んでいる。借りてきた水木しげるによる南方熊楠の伝記は読み終えた。想像以上に奇人変人に描かれていたが、「さもありなん」と思った。功績が凄いというより、生き方が普通ではないというか、とても平凡な幸せを求めている凡人には理解できない。

 子ども向けのマンガというより、マンガによる伝記なのだと思えば、男ってものはこんな生き方に憧れるものかも知れない。チンポコの大きさに執着したり、女を喜ばすチンポコの使い方を一喜一憂して聞き入ったり、誠に偏った生き物が人間の男のようだ。こんな話を小学生の女の子には出来ないから、やっぱり明日はゲームかな。

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