友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

「新潟酒蔵巡り」その1

2020年02月09日 17時26分28秒 | Weblog

 「新潟酒蔵巡り」は名古屋駅を朝8時、特急「しなの」で始まった。塩尻で下車して観光バスに乗り込む。ハッキリ数えなかったが、およそ20人くらいで年配者がほとんどだ。私たちは前の方の席だったので、後ろの席を観察できなかったが、夫婦連れが多く中には男同士や親子もいたし、ひとりでの参加者もいた。

 この日の朝は寒かった。しっかり着込んでいたので、列車の中は熱いくらいだった。塩尻はきっと寒いだろうと思ったのに、それほどでもなかった。塩尻までの車内からは、雪景色は見られなかった。青い空はどこまでも広がっていたが、寒気が押し寄せてきたのは確かのようで、飛行機雲の線がくっきりと何本も見えた。

 塩尻からは長野自動車道で長岡へ直行するのかと思ったら、安曇野でガラス工芸館に立ち寄り、「記念ぐい飲み」を1つもらう。最初の酒蔵は最近、どこの酒売り場でも目に付く「久保田」を酒造している朝日酒造。思った以上にデッカイ工場にビックリ。私の関心は「水」で、酒は原料の「米」とともに何よりも「水」が大事と思っているので、係の人に「水は井戸ですか?」と訊ねた。

 工場の近くの朝日神社の湧き水と言うので、「飲ませていただけますか」とお願いするが、「歩いていけなくないはないですが、時間がありませんね」と言われてしまう。2番目に行った魚沼酒造は誠に素朴な酒蔵で、陽気は女将さんがひとりで対応してくれた。たまたま、通りかかった会社の男の人に「水はどこからですか?」と聞くと、「山から引いている」と教えてくれた。

 新潟の酒蔵はどこも山に囲まれている。魚沼盆地には日本一長い信濃川が流れ、その支流がたくさんある。山と山に囲まれた盆地の米はうまい。水と米が新潟の酒を生み出したことは間違いなさそうだ。雪が多いせいなのか、色白の人も多い気がする。

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