友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

目標が見えなければやる気になれない

2020年02月20日 17時54分07秒 | Weblog

 何か仕事をする時、これはこのためにこうするというような、完成のイメージがないとやり辛い。社長なら、「わが社はこういうものを目指す」と、プランを社員に示すだろう。上司が自分の思いを語らずに、「それは違う。どうして分からないんだ」と言われても、部下は困惑するだけだ。

 マンション内に2カ所、井戸掘りを頼まれた。地震に備えての防災用の井戸だ。井戸は掘ったが、井戸の周りをどうするかまで指示がない。それが先日、周りにブロックを置き、コンクリートのたたきにすると防災委員会が言う。溝を掘り、バラスを敷いてコンクリートを流し、ブロックを積み上げる作業の手伝いをした。

 ところが今日、「ブロックを並べてみるとレベルが合わないので、業者に依頼する」と言う。コンクリートのレベル合わせは、防災委員会の人がやった仕事だ。私たちは、マンションの住民が手作りで防災井戸を作ることに意味があると思ったから手伝ったのに、いったいあの労働は何だったのかと腹が立った。井戸の周りをどうするのか、「プランを示せない上司は失格だ」と言いたかった。

 「手押しポンプを設置するところまでやってくれれば、後は業者がやる」と言うので、今日はブロックを積み上げるところまでやった。「ポンプを据え付けてしまうと子どもたちが水を出して、周りがベチャベチャになる」と防災委員会は言う。何だかやる気が薄れていく。それほど心配するなら、言われるとおりにしておこう。

 人のやる気は、目標がはっきり見えた時だ。親でも上司でも先生でも、人を動かせるのは相手を納得させるからだと思う。「やれ、やれ」とどんなに言われても、イメージが掴めなければ空振りになってしまう。次の作業は、土・日曜日にやることになった。

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