友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

床屋談義

2020年02月19日 18時25分15秒 | Weblog

 久しぶりに床屋へ行って来た。先客がいて、主人とスマホのラインの話で盛り上がっていた。「おはよう」とか「寒いね」とか、ラインしてくるから「困っている」と客が言えば、主人は「どうしてそんなにヒマなんだ。何も無いのにラインなんかするなって思っちゃう」と怒る。客は「一斉メールが一番迷惑だ」と笑いながら言う。

 床屋談義という言葉があるが、床屋は物知りでないと務まらないのか、それとも客と話していて物知りになっていくのか、久しぶりに客と主人のやり取りを聞いた。先代から手伝っている主人の母親が、「新型コロナウイルスはどうなるの?うちなんかお客さんとの距離が近いから困ってしまう」と心配する。

 「あなたが感染者なら、客の私たちがみんな感染することになるよ」と私が茶々を入れると、主人は「早く収まってくれないと、こんな小さな店でも客が来なくなる」と嘆く。ハワイに旅行に行った夫婦が感染者になったことも不思議だが、その夫婦の妻の友だちの「男性が感染者になったのはどうしてなのかねえ。濃厚感染だったのかね」と話が飛躍する。

 「岡崎の開院前の病院が、クルーズ船の症状の出ていない人を引き受けたけど、地元では心配だと言ってる人もいたけど、なんで快く迎えてあげれんのかねえ」と母親が言えば、「自分だって病気になれば病院へ行くのに、あんまりマスコミが煽るから勝手に心配しているのさ」と若い主人は切り捨てる。

 テレビで不倫報道の妻が「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と話していた。迷惑を受けたのは本人で、「お騒がわせした」のはマスコミなのに、「おかしいよ」と主人。「だいたい不倫がイカン」と母親が言えば、「当事者でもないのに、面白がってるマスコミが一番悪い」と主人。聞き耳を立てている私は「これをネタにしよう」と思った。

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