今朝、私の中学の担任の娘さんから電話をいただいた。私が昨日のブログに、「叱咤激励」されて「可哀そうなくらい」と親戚の人から聞いたと書いたので、「それは誤解です」という電話だった。「父は一度も勉強しなさいと言ったこともなく、とても自由に育てられました」と言う。
学校では生徒に厳しかったけれど、分け隔てすることはなく、生徒に溶け込もうとしていた。後に、生徒指導を担当するようになって、夜回りしたり、休みの日も繁華街を見守ったりしていたと聞いた。熱血漢でちょっと短気だったが、涙もろかった。娘さんと話しているとそんな先生の姿が目に浮かぶ。
「チョコに手紙は入れられなかったので」と言っていた手紙が今日届いた。このブログのフアンだとあったので、ちょっと照れ臭い。思ってもいなかった、童話作家の藤真知子さんと上野千鶴子さんから、冊子「はがき絵」のお礼が届いた。
藤真知子さんは「絵でたどるアルバムのような歴史 すてきですね!(略)なんか、しみじみしました」と小さな字で書いてあった。上野千鶴子さんは太く大きな字で「ふーん。こんなふうに家族の歴史を紡ぐ方法もあるんですねえ‥。とてもよいものを見せていただいた気分がしました。ありがとう」とあった。
お世話になった人だからと思って送ったけど、こんなに素敵なハガキをいただけて誠に照れ臭い。担任の娘さんが「確か大けがをなさったんですよね」と会話の途中で言う。内ゲバに巻き込まれたことまでお父さんから聞いていたようだ。藤真知子さんも上野千鶴子さんも、そんな私の過去を知ったら、「はがき絵」の見方が変わるのかも知れない。