友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

イギリスのEU離脱

2020年02月02日 17時05分52秒 | Weblog

 今朝の中日新聞の1面トップの見出しは「英、EUを離脱」だったが、朝日新聞は「中国からの入国制限拡大」であった。新型コロナウイルスは関心の高い問題ではあるが、時期からすればイギリスのEU離脱こそ取り上げるべき問題であろう。

 そもそもなぜイギリスはEUから離脱したのか。確かに国民投票で、私の覚えでは51対49くらいの差で、離脱が支持されたと思うが、いったいなぜイギリス国民は離脱へ向かったのだろう。第2次世界大戦の後、戦場となった欧州は再び戦争にならない道を模索していた。

 イギリスのチャーチル首相も「欧州合衆国」を提唱していたし、「ヨーロッパをひとつに」は政治家たちの夢でもあった。私が中学生の頃(?)、社会の問題に「EEC」が出ていた気がする。欧州経済共同体で、まず経済協力から連合へ向かうと理解していた。

 「ヨーロッパは先に進んでいる」と私は思ったが、EUの主導権はフランスとドイツでイギリスではなかった。欧州は戦場になったが、イギリスは空爆は受けたが戦場にはならなかったし、島国でフランスやドイツに比べれて国力も劣る、そんなことで遅れを取ったのだろうか。

 島国であったため、海軍力で海外に植民地を作り、そのおかげで大英帝国に成り上がり、ヨーロッパでは数少なくなった貴族の残る国でもある。それで、EUでは「主権がない」と感じていたのだろうか。労働党は社会主義の色合いが強いのに、一国主義になっているのはどうしてなのだろう。

 欧州合衆国の夢はどこへ行ってしまったのか。「インターナショナル、みんな仲間」などは戯言で、結局は「自分が一番大事」ということなのだろうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする