友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

国会議員の秘書の愚痴

2020年02月13日 18時23分23秒 | Weblog

 国会議員の秘書をしている知人がブラリとやって来た。格別に用事がある訳ではない。彼の愚痴を1時間半ほど聞く。それで、彼が「まあ、いいか」と思って帰って行くことになれば、私も人の役に立ったことになる。

 私が国会議員の秘書をしていたのは25年も前だが、状況は少しも変わっていない。自民党の秘書は地元回りが最大の仕事だ。有力者と顔つなぎして、議員の地盤を固めるために働く。私設秘書ならタダ働き同然に使われるし、公設秘書も政治団体への献金を求められる。

 それでも彼らは、いつか認められて市議や県議になれるから報われるが、自民党以外の秘書はなかなかそうはいかない。支持団体をこまめに回る点は自民党と変わりない。選挙は政策の争いなのに、実際はいかに顔つなぎをするかである。

 支持基盤のない無党派市民派の候補は、街頭での演説と戸別訪問を主に行うが、戸別訪問は選挙になると禁止なってしまう。自分が何を考え、何を訴えるのか、紙やインターネットで知らせる。しかし、最有力なのはひとり一人と会って話し握手をすることだ。

 「政治家なのに、どうして政策の論議をしないのか」、「こんな政治、こんな選挙でいいのだろうか」、私も彼もそれが不満だが、どうすればよいのか分からない。今、アメリカ大統領選に向けて、民主党の候補者選びに注目が集まっている。

 若者の支持を集めているのは78歳のサンダース氏だ。自ら「社会民主主義者」と名乗っている。民主候補のトップ争いをしているが、トランプ氏に勝てる候補とは思えない。もし、サンダース氏がアメリカ大統領に当選するなら、日本の政治の流れも変わるだろう。彼の愚痴を聞くこともなくなるのかも知れない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする