昨日も今日も、朝から市の体育館で開かれている、郡の中学校単球大会の応援に行った。昨日は団体戦で、長女の下の娘の出番は無かったが、今日は個人戦なので出場すると聞いていた。確かに一番手で出て来た。なかなかやるではないかと思っていたが、終わってみたら負けていた。
負けていても、クソっと思うような負けん気は感じられなかった。他の生徒の応援をしている時は、一番大声を出していたのに、自分の時は闘争心に欠けていた。負けず嫌いな面を見たことは無く、「どうでもいいじゃん」と、常に諦観している。私から見ると、「変わった子」だけれど、両親はどう思って育てているのだろう。
私は走るのは速かったが、団体でする競技は好きでは無かった。スポーツ競技で勝つためには、相手の弱点に付け込まなければならない。そんな風にして勝っても楽しいのだろうかと、ヘンな理屈が頭をかすめる。高校の体育時間はサッカーが多かったが、メガネを外しているから、ボールも友だちの位置もよく分からず、ただ走り回っていた。
中3の孫娘は、以前、「イラストレーターになる」と言って、せっせとマンガ(?)を描いていた。「マンガを描くより写実をしたら」と言いたかったが止めた。まずは本人のやる気が大事と思ったからだ。最近は「美容師になろうかな」と言っていると聞く。姉が卒業した普通高校への進学を目指し、「学年30番以内」を目標に勉強している。
振り返ってみると、中3の私は高校のことは何も考えていなかった。公立と私学と受けられると聞き、建築設計士になりたいと考えて、私学は工業高校の建築家を受験した。なのに、父も兄も卒業している公立以外に行く高校は無いと思っていた。
早くから決め、猛烈に勉強し、成し遂げていく人もいるが、その時その時に迷いながらも人生を築いていく人もいる。振り返れば、来た道が自分の人生である。それで良い。孫娘よ、あなたの人生はまだまだ先は長い。自分が納得できることが一番大事だと、ジイジは思う。
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