東京都議選挙はどうだったのかと思っていたが、新聞もテレビも熱海の土石流のことばかりだ。新聞やテレビが都議選を取り上げていない訳では無いが、自民・公明で過半数に達しないとか、小池知事の戦術で都民ファーストは巻き返したとか、「話題」の提供ばかりだった。
小池知事は都民ファーストから選挙の応援を頼まれたのに、過労のために入院してしまい、選挙戦の終盤に退院し、「どこで倒れてもそれは本望」と少々咳き込みながら記者会見した。翌日の選挙運動の最後の日には、都民ファーストの候補者の元に駆けつけている。
選挙結果は「勝者なき選挙」と評されるように、自民33,都民ファースト31,公明23,共産19,立憲15,その他6となった。私が一番気になった投票率をマスコミは報じていない。投票率は前回を下回る42.39%で、中でも金持ちが多いと言われる港区は33.78%と低い。
コロナやオリンピックが選択の指針らしいが、だからこそ、投票に行かなくてはという気になれなかったのかも知れない。選挙は自分の1票が活かされるという気になれなければ出かけない。政党の政策が見えなければ、政党を選ぶ投票は出来ない。
都議選挙で目立ったのは、女性候補が多かったことで、議員127人の中に41人を送り出せた。議員が身近な人になったことで、議員と有権者の在り方も変わると期待したい。それでも、57.61%の人が投票しない選挙でいいのかと思ってしまう。
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