友人がブログにカミさんとのやり取りを書いていた。彼のカミさんは出かける目的で、3つのバッグを使い分けている。ところがある日、「カードの入ったバッグが無い」と慌てていた。彼は即座に、「そのバックならこれでしょう」と当てたという。
カミさんのクセを知り尽くしているのだろう。そのカミさんが「友だちとランチに行くので、お昼はひとりで食べてね。冷蔵庫の中に、温めれば食べられる物がいっぱいあるから」と言って出かけて行った。「昨日の残り物じゃーないか」と彼は嘆く。
甘い物が好きな彼は、ひとりでの昼食となると、これ幸いとばかりにコンビニへ行って、クリームパンやレーズンパンやプリンなど甘い物をどっさりと買って来る。糖尿病なのにと心配した彼のカミさんの思いやりなのかも知れないのに、そこまで気が回らない。
我が家でも似たようなことが結構ある。生協での買い物の中に、「頼んだのに入っていなかった物がある」というので、問い合わせの電話をしていたカミさんが、「分かりました。もう一度調べてみます」と言い、何やら探し出した。
「こんな所にあるじゃーない。仕舞ったのはあなたね」と怒られた。カミさんと私では仕舞い方が違っていて、私は賞味期限の長い物は奥に、短い物は手前に置くようにしている。それが仇となって、カミさんは物が届いていないと思ってしまった。
すれ違いはどこでも起きる。相手に原因があっても、非難せずに、「ごめん、ごめん」と謝っておかないと後に残る。年老いた夫婦が上手くやっていくには、角を立てないことが秘訣のようだ。
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