友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

男女の仲になってはいけない

2022年10月03日 17時55分24秒 | Weblog

 中学・高校からの友だちに導かれて、ブログを始めて10年以上になる。彼は休むことなく毎日アップしているが、私は時々理由をつけて休む。ネタを探すため午後4時か5時過ぎにパソコンの前に座る。ネタが決まり、書き出せば一気に仕上げられる。

 中学からの友だちは、休むことなく続けているほど生真面目だ。ウソのつけない堅物な男である。クラス会の時だったか、「男と女の友情は成り立つか」が話題になった。私をはじめ男たちの幾人かは「成り立たない」と言ったけれど、彼はきっぱりと「成り立つ」と宣言した。

 彼が「友だち以上恋人未満」の年下の女性と、10年以上付き合っていることを知っている私は、合点がいかない気がした。彼は、価値観が似通っていて、互いに尊敬できるものを持っていれば、成り立つと言う。それは友情一般に言えることで、男女の間でも同様だと理屈では分かるが、実際はどうなのかは疑問だ。

 10年も付き合っていれば、抱きたいと思う瞬間があったはずだ。手も握らなかったのだろうか。いや、きっと彼は断固として男の欲望に屈せず、制御してきたのだろう。私を含めて中学からの4人組は、彼に誘われてブルーフィルムの映写会に行ったし、彼が飲み屋の女の子に熱を上げていたことも知っているが、彼は自制心の強い男だったのだ。

 女性好きの彼が女性に手を出さないとは考えられなかったが、彼は下衆な私たちと違って、頑なに肉体の交わりを拒否し続けた。まるで聖人ではないか。男の中にもこんな自己制御の出来る立派な奴がいる。感心するが、それでも、彼と付き合っていた女性もそれで満足していたのだろうかと考えてしまう。

 「男もいろいろ、女もいろいろ」というから、決めつけることは出来ないが、私には「男と女」は愛し合う運命にあると思う。神様がアダムとイブを創造された時から、男と女は愛し合う定めだったのに、高校時代の彼も私も女性に憧れ、美化してきた。彼はどんなに好きな女性が現れても、男女の仲になってはいけないと戒めてきたのだ。


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