風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

はやぶさ君ふたたび

2010-06-17 01:06:22 | 時事放談
 「はやぶさ後継機」の開発のため、文部科学省は今年度予算で約17億円を概算要求していましたが、政権交代に伴う歳出見直しで5000万円に減額された上、昨年11月の事業仕分けで更に3000万円にまで減額されていたことが判明しました。
 それだけなら、ああ、やっぱりと、事業仕分けはこの程度の見識かと、もう一段、評価を地に落として終わるところでしたが、それでも予算という事業仕分けの評価軸を守り通すことが出来たはずでした。ところが、「はやぶさ君」人気が全国で沸騰したばかりに、蓮舫行政刷新担当相は、昨年11月の事業仕分けの判定を再検討する考えを示したそうで、世間の評判にやすやすとおもねる姿勢は、事業仕分けの評価軸すらも壊しただけでなく、民主党政権の性格そのものがポピュリズムに堕し易い欠陥をはしなくも露呈してしまったと思います。
 もはや事業仕分けは、パフォーマンスですらもなくなってしまいました。
コメント
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