ほんの10年前、中国のGDPは日本の三分の一に過ぎなかったそうです。それでも年平均10%の成長を12年続ければ三倍を越える計算で、2010年度には日本を追い越すことが確実になったことが話題になりました。もはや中国やインドを「新興国」と呼ぶのは改めた方が良さそうで、先日の日経によると、BRICsの言いだしっぺだったゴールドマン・サックスのジム・オニール氏も、韓国やトルコを加えて「成長市場」と呼ぶようになったそうです。「新興国」経済が厚みを増し、当たり前の存在になったと言うわけです。
日本では、どちらかと言うと存在感を増すばかりの中国経済の脅威が声高に叫ばれますが、世界第二位の経済がすぐ傍にある恩恵を受けているのもまた事実です。
高級車を代表するロールスロイスもその一つで、リーマンショック後の世界不況で、2009年には年間販売台数が1千台まで落ち込んだのに、昨年は、中国やインドなどの「成長市場」で急増するニューリッチが原動力となって2700台にまで増え、過去最高を記録したそうです。国別販売台数を見ると、中国がお膝元の英国を抜いて、アメリカに次ぐ第二位に浮上したとか。デタラメが多い中国社会ですが、規模が大きいだけに、ニューリッチの数も半端ではありません。日本が生きる道のヒントになりそうです。
日本では、どちらかと言うと存在感を増すばかりの中国経済の脅威が声高に叫ばれますが、世界第二位の経済がすぐ傍にある恩恵を受けているのもまた事実です。
高級車を代表するロールスロイスもその一つで、リーマンショック後の世界不況で、2009年には年間販売台数が1千台まで落ち込んだのに、昨年は、中国やインドなどの「成長市場」で急増するニューリッチが原動力となって2700台にまで増え、過去最高を記録したそうです。国別販売台数を見ると、中国がお膝元の英国を抜いて、アメリカに次ぐ第二位に浮上したとか。デタラメが多い中国社会ですが、規模が大きいだけに、ニューリッチの数も半端ではありません。日本が生きる道のヒントになりそうです。