風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

大震災(3)計画停電の混乱

2011-03-15 00:07:19 | 時事放談
 今朝、いつもの時間に家を出たら、最寄駅で入場制限が行われ、15分ほど待たされた挙句、すし詰めの、まさに立錐の余地もない満員電車にいつも以上に長い時間揺られ、1時間20分くらいの通勤時間が1.5倍の2時間かかりました。
 それでも朝は、時間帯が早かったため(いつも混雑を避けるために始業時間の1時間前にはオフィスに到着するようにしています)、まだマシだったようで、帰りはもっとひどい混雑に巻き込まれました。結局、25%くらいの節電のために間引き運転をするばかりに、私たち通勤客の時間やエネルギーの50%から100%を浪費し、疲れとストレスが募るばかりでした。過去50年で初めてのこととは言え、これでは効率が悪過ぎます。今日の混乱の教訓を活かして、明日以降は是非改善して頂きたい。
 それにしても、計画停電などと、上から目線の計画経済的(もっと言うとサヨク的)なものの言いは、一体、誰の発想なのでしょうか。東京電力の試算によると、4100万キロ・ワットの総需要に対して3100万キロ・ワットしか供給出来ない(しかし東北電力から融通を受けて3300万キロ・ワットまで上積み可能だった)というのであれば、部分的に停電にするというような乱暴な策ではなく、全体を80%のオペレーションに抑える策を考えるべきです。Jリーグは3月中の公式戦60試合を中止にしたそうですが、誰もが痛みを分かち合うという意味で、例えば鉄道を20%間引くのであれば、産業界は自主的に週休三日にして80%のオペレーションを実践してはどうかと思います。80%のリソースで、節電を心がけ、普段の業務のムダを省けば、案外、それほど重大な影響なく乗り切れるのではないかと言う気がします。
 いずれにしても4月一杯という長期にわたることであれば、抜本的対策を考える必要があります。今日のような混乱は、私のような軟弱者にはとても肉体的・心理的に持ちません・・・
コメント
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