前回取り上げた「皇室御写真集」が、なんと近所のイトーヨーカドーのお正月コーナーで販売されているのを見つけた。包装のビニール袋には、税抜きで1200円のタグと、新日本カレンダー株式会社という、大正時代に大阪で創業した、カレンダーや団扇などの紙製品を主に製造・販売する会社の名前が載っている。ということで、お宝感は一気に失せてしまった(笑) 佳子さま単独の御写真集まであって、アイドル並み。いやはや驚いた(微笑)
ここからまたクリスマスの話題に戻るというのもなんだが、数日前、ロイター通信がトランプ大統領のクリスマスの模様を伝えていたのが感慨深い。
クリスマス・イブに北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)が「サンタ追跡」を行うのは、以前、ブログでも紹介したことがあるが(https://blog.goo.ne.jp/mitakawind/d/20180114)、政府機関が一部閉鎖に追い込まれた今年も、民間と軍関係のボランティア約1500人がサンタを追跡しながら子どもたちからの電話に応じる任務にあたったそうだ。さすが(トランプ大統領に振り回されてもやるべきことはやる)アメリカ!である。念のため、この組織は、普段は24時間体制で人工衛星やミサイルや戦略爆撃機の動向監視などを行っている、れっきとした軍組織である。
一昨日のロイターによると、トランプ大統領もメラニア夫人とともにホワイトハウスで子どもたちからの電話を受けたという。なんと粋な。さすがアメリカ!である。ところが、そのときの会話がふるっている。記事に埋め込まれた動画クリップからトランプ大統領の発言(字幕)を拾うと、つぎのような感じだ。
「元気かな。コールマンちゃんは何歳? 7歳か」
「学校ではうまくやっているかい?」
「クリスマスは何して過ごすの?」
「それはいいね。君はまだサンタを信じているのか?」
「7歳は十分大人だろう。まあ楽しみたまえ」
今年も、世界は散々トランプ大統領に振り回された一年だったが、この会話ほど、トランプ大統領らしさが表れた記事はない、稀に見る傑作だと思った(苦笑)。トランプ大統領のことを「小学5年生」レベルと批判した政府高官がいたが、まさに7歳(小学1年生?)と小学5年生の会話!?なのか、あるいは子供慣れしていないトランプ大統領の照れ隠し!?なのか。
7歳の女の子にこんな質問をしてどうする!?と誰もが思うように、物議を醸したが、翌日のロイターによると、この女の子は地元紙ポスト・アンド・クーリエに対し、サンタを信じていると述べたという。なお、「7歳は十分大人だろう」というのは、英語で”Cause at seven, it's marginal, right?”、つまり「7歳はぎりぎりだね」ということだったようで、これ(marginalという単語)を彼女は理解できなかったというが、なんとも明け透けな話だ(苦笑) それでも彼女は大統領と話せて嬉しかったと語っているので、まあよしとしよう。
この話を持ち出したのは、ほかでもない。「プライベートでは戦史・戦略の研究に時間を費やし、結婚もせず子供も居ないため『戦う修道士(Warrior Monk)』、海兵隊時代には部下を心服させ、粘り強く戦い続ける歴戦の実戦指揮官としての名声から『荒くれ者、狂犬(Mad Dog)』などと呼ばれ」(Wikipedia)、称えられるマティス国防長官が辞任するニュースには、さすがにがっかりしたからだ。「小学5年生」の大統領の後見人だった「大人」の将軍三人のうち、最後の一人からも見放されてしまうことになる。この話題の関連での明け透けなトランプ大統領の仕打ちには、相変わらず驚かされる。
当初、引き継ぎを考慮して2月末辞任を受け入れたトランプ大統領は、マティス長官が辞表の中で大統領を批判したことに激怒し、辞任時期を12月末に前倒しする報復措置に出た。どうやらメディアが大統領を諌めた長官を英雄視していることに嫉妬したらしい。過激派組織ISを壊滅させ、シリアから米国の若者を無事に帰国させようとしているのは「大統領である自分であり、私こそ英雄だ」と・・・。さらに驚くべきは、トランプ大統領はその辞表を直接は読んでおらず、メディア報道を通じて知って怒りを爆発させたという。トランプ大統領は、業務上、文書の類いをほとんど読まないと指摘されてきたが、まさか本当で、今回までもそうだったとは・・・。
本来、軍人は命令に従うもので、辞任するものではない(解任されるにしても)とされる。彼の友人によると、トランプ大統領が米軍職員に対し、中米難民の侵略とされるものから米国とメキシコの国境を守るよう命じた10月に自分は辞任すべきだった、と話しているという。そのマティス長官が辞意表明する直接の引き金となったのは、シリアからの米軍撤退だと言われる。このとき、マティス長官には何の説明も相談もなかったし、マティス元海兵隊総司令官の感覚では、シリアでともに戦ってきた多国籍軍の同志たちに対する“裏切り行為”として許せなかったのだと解説される。また、トランプ大統領の同盟諸国に対する姿勢も、アメリカを危うくするものとして、受け入れ難いもの、ほかにも、遠い私たちにも豊富な話題を提供してくれるくらいだから、身近に接するマティス長官には山のような鬱積がびっしり蔓延っていたことだろう。
そもそもアメリカは、その国の成り立ちから、(当時のヨーロッパ旧世界のような)独裁的な権力の暴走を最も恐れ、そのために建国の父たち以来、二重三重に権力統制の仕組みを作り込んできたお国柄だ。トランプ大統領こそ最大の地政学的リスクなどと言われたものだが、それでもアメリカの政治と言えども組織で動くものだし、意識的なサボタージュもあってトランプ大統領の意図通りに動かなかったことも暴露されており、楽観してきた。ツイッターで何を喚こうが、その言動が周囲の神経をどう逆なでしようが、大統領の評価はその事績で判断すべきであるという正論もよくわかる。が、今後、大統領周辺から「大人」がいなくなって、そのプロセスにおいては、報道される通り、益々トランプ劇場が賑わうような気がしてならない。お隣・韓国の情勢と併せて、同盟側における不安要因でざわつく年の瀬である。。
ここからまたクリスマスの話題に戻るというのもなんだが、数日前、ロイター通信がトランプ大統領のクリスマスの模様を伝えていたのが感慨深い。
クリスマス・イブに北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)が「サンタ追跡」を行うのは、以前、ブログでも紹介したことがあるが(https://blog.goo.ne.jp/mitakawind/d/20180114)、政府機関が一部閉鎖に追い込まれた今年も、民間と軍関係のボランティア約1500人がサンタを追跡しながら子どもたちからの電話に応じる任務にあたったそうだ。さすが(トランプ大統領に振り回されてもやるべきことはやる)アメリカ!である。念のため、この組織は、普段は24時間体制で人工衛星やミサイルや戦略爆撃機の動向監視などを行っている、れっきとした軍組織である。
一昨日のロイターによると、トランプ大統領もメラニア夫人とともにホワイトハウスで子どもたちからの電話を受けたという。なんと粋な。さすがアメリカ!である。ところが、そのときの会話がふるっている。記事に埋め込まれた動画クリップからトランプ大統領の発言(字幕)を拾うと、つぎのような感じだ。
「元気かな。コールマンちゃんは何歳? 7歳か」
「学校ではうまくやっているかい?」
「クリスマスは何して過ごすの?」
「それはいいね。君はまだサンタを信じているのか?」
「7歳は十分大人だろう。まあ楽しみたまえ」
今年も、世界は散々トランプ大統領に振り回された一年だったが、この会話ほど、トランプ大統領らしさが表れた記事はない、稀に見る傑作だと思った(苦笑)。トランプ大統領のことを「小学5年生」レベルと批判した政府高官がいたが、まさに7歳(小学1年生?)と小学5年生の会話!?なのか、あるいは子供慣れしていないトランプ大統領の照れ隠し!?なのか。
7歳の女の子にこんな質問をしてどうする!?と誰もが思うように、物議を醸したが、翌日のロイターによると、この女の子は地元紙ポスト・アンド・クーリエに対し、サンタを信じていると述べたという。なお、「7歳は十分大人だろう」というのは、英語で”Cause at seven, it's marginal, right?”、つまり「7歳はぎりぎりだね」ということだったようで、これ(marginalという単語)を彼女は理解できなかったというが、なんとも明け透けな話だ(苦笑) それでも彼女は大統領と話せて嬉しかったと語っているので、まあよしとしよう。
この話を持ち出したのは、ほかでもない。「プライベートでは戦史・戦略の研究に時間を費やし、結婚もせず子供も居ないため『戦う修道士(Warrior Monk)』、海兵隊時代には部下を心服させ、粘り強く戦い続ける歴戦の実戦指揮官としての名声から『荒くれ者、狂犬(Mad Dog)』などと呼ばれ」(Wikipedia)、称えられるマティス国防長官が辞任するニュースには、さすがにがっかりしたからだ。「小学5年生」の大統領の後見人だった「大人」の将軍三人のうち、最後の一人からも見放されてしまうことになる。この話題の関連での明け透けなトランプ大統領の仕打ちには、相変わらず驚かされる。
当初、引き継ぎを考慮して2月末辞任を受け入れたトランプ大統領は、マティス長官が辞表の中で大統領を批判したことに激怒し、辞任時期を12月末に前倒しする報復措置に出た。どうやらメディアが大統領を諌めた長官を英雄視していることに嫉妬したらしい。過激派組織ISを壊滅させ、シリアから米国の若者を無事に帰国させようとしているのは「大統領である自分であり、私こそ英雄だ」と・・・。さらに驚くべきは、トランプ大統領はその辞表を直接は読んでおらず、メディア報道を通じて知って怒りを爆発させたという。トランプ大統領は、業務上、文書の類いをほとんど読まないと指摘されてきたが、まさか本当で、今回までもそうだったとは・・・。
本来、軍人は命令に従うもので、辞任するものではない(解任されるにしても)とされる。彼の友人によると、トランプ大統領が米軍職員に対し、中米難民の侵略とされるものから米国とメキシコの国境を守るよう命じた10月に自分は辞任すべきだった、と話しているという。そのマティス長官が辞意表明する直接の引き金となったのは、シリアからの米軍撤退だと言われる。このとき、マティス長官には何の説明も相談もなかったし、マティス元海兵隊総司令官の感覚では、シリアでともに戦ってきた多国籍軍の同志たちに対する“裏切り行為”として許せなかったのだと解説される。また、トランプ大統領の同盟諸国に対する姿勢も、アメリカを危うくするものとして、受け入れ難いもの、ほかにも、遠い私たちにも豊富な話題を提供してくれるくらいだから、身近に接するマティス長官には山のような鬱積がびっしり蔓延っていたことだろう。
そもそもアメリカは、その国の成り立ちから、(当時のヨーロッパ旧世界のような)独裁的な権力の暴走を最も恐れ、そのために建国の父たち以来、二重三重に権力統制の仕組みを作り込んできたお国柄だ。トランプ大統領こそ最大の地政学的リスクなどと言われたものだが、それでもアメリカの政治と言えども組織で動くものだし、意識的なサボタージュもあってトランプ大統領の意図通りに動かなかったことも暴露されており、楽観してきた。ツイッターで何を喚こうが、その言動が周囲の神経をどう逆なでしようが、大統領の評価はその事績で判断すべきであるという正論もよくわかる。が、今後、大統領周辺から「大人」がいなくなって、そのプロセスにおいては、報道される通り、益々トランプ劇場が賑わうような気がしてならない。お隣・韓国の情勢と併せて、同盟側における不安要因でざわつく年の瀬である。。