かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

引っ越し完了

2006年03月20日 22時36分17秒 | みゆみゆとの生活
しばらくご無沙汰していました。
多忙のため、パソコンの前に座ることができませんでした

この間に、人生に関わるいろいろなことが起きました。
たとえばこんなこと。

1.お引越し
生意気にも、一軒家に引っ越しました。おそらく人生で最も高価なお買い物。
ここにたどり着くまでにはいろいろありましたが、満足のいくおうちが出来上がりました。見学に来たい!という方は、ご連絡を。ただし、もうしばしお待ちください。今はまだダンボールの山に囲まれて生活しています。
それにしても、引越しって大変!
引越し当日はあいにくの大雨。
二人のおばあちゃんに出動してもらって子守を頼んだけど、みゆみゆもそうちゃんも落ち着かず、ささいなことで泣くし。
その上運の悪いことに、引越し当日には自転車が壊れ、翌日には車がエンストでJAFを呼び・・・。悪いことは重なるものです。泣きそうでした。
そのあとは毎日、「あれどこ?」と宝探しごっこの連続です。ちゃんと箱に書いておいたつもりでも、何をどこにしまったのか、わからないのよねぇ。
もう引越しは人生最後にしたい!!と、本気で思いました。

2.そうちゃんが足の指をなめる
そうちゃんが、短時間ならお座りできるようになりました。
お風呂の前にお座りさせてみると、大喜びでウキャウキャ笑いながら、しばらく座っていられました。
そして、そのまま身体を前のめりにしてお口を足の指につけ、チュパチュパ。
いやぁー、赤ちゃんは身体が柔らかい!そういえばみゆみゆも赤ちゃんの時、一生懸命足の指なめてたなー、と思い出しました。
赤ちゃんならではの、そういう姿、もっとゆっくり楽しみたいな~
と思うけど、そんなヒマもないのよねぇ。

3.みゆははの三十路入り
お誕生日を迎え、三十路に突入。
早生まれなので、同い年の友達に会うたびに「私は20代だからっ」といばっていたのですが、とうとう20代ではなくなりました。
年が明けてから、30歳が着々と近づいてくることに、軽い恐れのような気持ちを持っていました。学生→就職→結婚→出産・子育てと、めまぐるしかった10年間。やり残したことがたくさんある青春時代。でも、充実もしてたかな。
30歳の誕生日の気持ちは、引っ越しの引渡しで、ガランとしたアパートを見て、抱いた気持ちと似ている。
切なくて、少し悲しくて、空っぽな現実。でも、その空っぽは、たくさんの思い出で満たされていて。その思い出に、浸りたいような、背を向けたいような。
思いがたくさんの30歳の誕生日でしたが、引越しのドタバタで感傷に浸る暇もなく過ぎていきました。かえってそれが良かったのかも。
40歳の誕生日は、どんな風に迎えるのかな。ケーキを食べて、好きな映画を一本見る、くらいの余裕はあって欲しいなー