かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

苦渋の決断

2012年08月06日 22時14分17秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんが、ハイテンション状態に入って約3週間。
先週の月・火と、落ち着きを取り戻したようにも見えたのですが。
水曜日の発熱をきっかけに、さらに激化。

初めての夏休みだからなのか、
暑さが厳しく体温のコントロールができないせいなのか、
体調不良のせいなのか、
…どれも当たっているような。
でもどれも当たっていないような気もする。
原因不明の興奮状態が続いています。

物が壊れるのに少し慣れてきてしまって、
扇風機が割れたり、カーテンがちぎれたり、壁に穴が開いたりするのには、あまり驚かなくなりました。
テレビは痛手が大きかったけどね。

それでも、今日みたいに食事の途中で急に立ち上がって走り、近くの机の上にのぼったりするとギョッとする。
ギョッとした理由は、机においてあったノートパソコンに両足で乗り、そのままプリンターの上で「きをつけ」をしたから。
こちらが大きく反応すると、癖になって喜ぶので、平然とした顔を装い「降りてね」と降ろしました。

昨日の夜もほんとに大変で、
「福祉センターでおばけのてんぷら見るよー!!!」と、3時間絶叫されつづけた…。
夜7時半から10時半まで。
エンドレスなおばけのてんぷら。
言いながらずっと動きまわり、壁やガラスを蹴ったりするので、止めるこちらも汗だく。
こんなにしんどい「寝かしつけ」ってある??
結局寝ず、最終的には夫がドライブしたり抱っこして寝かせました。

ああ、そして、朝は「福祉センターでおばけのてんぷら!」で目覚め。
大暴れするのを抱えて児童館に入れてきました。

私はそうちゃんの風邪がうつってしまったこともあり、疲労困憊。
夫も同じく、疲れきっていて。

話し合いの結果、この様子では、お盆(児童デイなどの事業所が休み)が乗りきれない、と判断。しかもお盆のあと夫の出張もあるし。

思い切って、今日、児童相談センターに電話をし、しばらく預かってくれるところを探してもらうことにしました。
できれば児童精神科の病院に入って、危険な物のない、変化の少ない環境でしばらく過ごし、落ち着いてから新学期に家に戻したいと希望しました。
育児がともかく大変なこと、どうしていいかわからず困っていること、一生懸命夫婦で力を合わせ他の人にも助けてもらってるけど、今もう限界です、と。
話しながら、ともかく悲しくて、ひとりでに涙が溢れてこぼれました。

苦渋の決断です。

かわいい私のそうちゃん。
一日も、私と離れて寝たことがないのに。
おかーちゃーん、って泣くかな。
ごめんね。ふがいないお母さんで。。

児相への電話では、地区担当者は不在とのことで、かわりの人が話を聞いてくれ、
「上司と担当者と相談して、折り返します」と言われました。

電話を切ったあとも、そうちゃんを病院(施設)に置いてくる想像をしては、仕事中にウルウルと…。
本当にこれでいいのかな?って、揺れる、揺れる、心。

結局5時間経っても児相は返事をくれず、こちらから電話をしたら「ああ、すみません、明日また担当者から掛けさせます。」だって。
…最初から、担当外だからやる気なかったのね。。
がっかり、しょんぼり、ちょっと怒り。

ともかく明日。
児相はなんて言ってくるかな。
どうなるのかな、我が家。

6月のそうちゃんとは 全く違う子みたいになってしまって、一番苦しんでるのは、たぶんそうちゃんだから。
いい方法を見つけられるといいなと思う。

夫の意見は。
「もし、この子を預けるのに反対する人がいたら、その人んちにこの子を連れていって、1週間預かってもらう。
1週間経っても、やっぱりそういう意見だったら、その人の家に行って、どんなやり方したのか教えてもらう。」だって。
夫も悩んでるんだなーと思いました。