かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

夏休み、終了!

2012年08月31日 21時09分35秒 | みゆみゆとの生活
夏休みが終了しました。
明日から9月。土日は普段の土日、です。

ああ、なんとたくさんの人に支えられた夏休みだったことでしょう。
例年より早く感じたような。
でも7月の職場復帰した日は遠い過去のように思える。

今週になってから、そうちゃんは、朝泣かずに児童クラブに行けるようになりました。
一週間のスケジュールがわかってきたみたい。今頃、やっと;

そして今日は、お迎えに行ったら、女の子二人に囲まれて、お膝に寝転んでいました。
保育園時代(年長)を思い出す。
そうちゃんハーレム、再び。

帰りに、女の子達が、「そうちゃん、バイバーイ!!」と言ってくれた。
手をふってくれた子の手の平に、自分の手をパチンパチンと合わせたそうちゃん。
それを見て、その子達が、
「私がただ手ふっただけなのに、そうちゃんがパチンってしてきたぁー!」
とキャハキャハ笑っていました。
おお、それが不思議で楽しいのか、小学生女子。
なんだか嬉しい。

保育士の先生に、「女の子達、よく面倒見てくれるんですね。」と話したら、
「そうちゃんかわいいから、みんな嬉しいみたいですよ。」と言ってくれました。

みんな嬉しい。
一緒って素晴らしい。

児童館は、人数が多く、音が多くて、スケジュールに自由度が高いです。
つまり、いつも同じが安心・大きな音などの刺激に敏感・予定の変更に対応できない、自閉症の子にとっては、混乱しやすいところ。
そんな中で、児童館の先生方は、試行錯誤しながら、毎日根気よく付き合ってくれました。

預けていた施設のように、管理された、刺激のない、安定した毎日は、きっとそうちゃんにとって快適だったはず。
だからこそ、大混乱の中預けた今回、ものの見事に落ち着いて帰ってきたのだと思う。

それでも、将来、そうちゃんは地域で暮らしていく子だと信じているから、児童館にも、小学校にも行かせたい。今は。それが本人の混乱を招いたとしても。

普通の子に囲まれて過ごす日々が、そうちゃんの育ちにつながりますように。
そうちゃんと過ごした毎日が、お友達の心の隅に、ずっとずっと残っていきますように。

将来、そうちゃんが独り言を言いながら道を歩いていたとして、地域ですれ違う人が「あの子知ってる」って思ってくれると嬉しい。
それ以上に、
今一緒に日々を過ごしている子供達が、将来、他の自閉症の大人に会った時に、「知ってる。そうちゃんと同じだ。大丈夫。」と思ってくれれば。
こんなに嬉しいことはないです。

「知ってる」って大事。
「知らない」と、それだけで「怖い」になってしまう。
それってお互いにとって、とても不幸なことだと思いませんか。

いつかは、「かわいいそうちゃん」じゃなくなるけど、やっぱりこの笑顔は失わせたくない。
そのために、今私は何をするべきなんだろう。
答えのないそうちゃん育児。夢を持って、頑張っていきたいです。
とりあえず、月曜日は2学期スタート!
仕事の代休を利用して、始業式に出てきまーす。