かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

お父さんと寝る!

2013年02月01日 23時24分20秒 | みゆみゆとの生活
お風呂で、「おとうさんと すきや いきたい」と言い続けていたそうちゃん。

「え?お母さんもみゆみゆも連れてってよ。」と言ったら、
「ち、がーう!!」
あら。なんでそんなに拒否?
何度言ってみても同じ反応。
お母さんはすき屋に連れていってもらえないらしい;

夜、布団に入ってからも、「おとうさんとすきやいきたい」は続き…。

そこへ帰宅した夫。
私が、「ずっとこれ言ってるんだけど。かーちゃんはすき屋に連れていってくれないらしいよ。」と訴えたら、事もなげに
「あ、それは『眠い』っていう意味だわ。」と。

意味がわからず聞き返すと、
「まあ、今からやるから見てて。」

そうちゃんに近づいていき、こんな会話をしていました。
「そうちゃん、すき屋はまた今度ね。」
「はい。」
布団をかけ直してそうちゃんの顔を覗き込み、
「おやすみ」
「おやすみ」

はい、これで寝かしつけの儀式完了。
だそうな。
寝室を後にし、ピースサインの夫。

最近とーちゃんと寝ることが多かったそうちゃんが、毎日このパターンで寝ていたらしく、
「すきや」のくだりは、このやりとり全体のことを言っていたようです。

ほー、そうか、と思った。
そうちゃんの使う言葉は独特で、言っている通りの意味じゃないことが多々ある。
すき屋、と100回くらい言われると、そんなに行きたのか、と思うけど、必ずしもそうじゃない。
単に、一連の流れを指す言葉だったりもするんだ。

コミュニケーションとして使えない、音としての言葉のこともよくある。
ただただ声を発していたい、それだけで延々と言い続けたり。
でもその時の、例えば「101ぴきわんちゃんみたーい!」という発声は、一般の人で言う、貧乏揺すりみたいなものなのかも。
言葉がわかるので、周りはつい、そうちゃんの言葉に、何か意味付けしたくなるんだけどね。

頓服

2013年02月01日 06時30分14秒 | みゆみゆとの生活
昨日の朝、穏やかに手をつないで家を出たそうちゃん。
通学団の集合場所である公園についた途端、走り出した。
そのまま滑り台へまっしぐら。

「滑り台はやらないよ。」と身体を止めたら、はい、パニック。
大声を出しながら土の上に寝転んでしまい、動かなくなってしまいました。

とても学校まで連れていける状態ではなかったので、とりあえずそこでランドセルなどの荷物を全て下ろさせ、
最初は抱っこで、途中からはおんぶで、家に一旦帰りました。

車に乗せようとしても、なぜか靴を脱いで逃亡したりされ…
ああ、朝から大変!!

こんな時こそ、と、医師からもらっている頓服薬をはじめて飲ませてみました。
効果は…
まずまず、でした。

心配なので仕事を少し遅刻することにし、学校に付き添いましたが、
朝の「長縄集会」で、いつもは嫌がるストレッチ体操を先生に手を取られながらもできていて。
劇的に効き過ぎるというほどでもなく、ちょうどよかったんじゃないかな。。

子供に精神科関係の薬を飲ませることに、抵抗感の強い方もいますが、そうちゃんの場合、何の力を借りてでも、日々を落ち着いて過ごせることが何よりも大事だなーと思う。

さて、これからはお守りがわりに頓服をかばんに入れておこう。
ただ、非常に苦いらしく、そうちゃんがそのうち拒否するんじゃないかなーとは思っています。
ま、そん時はそん時さ。