かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

号泣、でも人の優しさで立ち直る

2015年07月08日 20時40分44秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんが調子悪い。
うぐぐぐ。

今日も帰宅後しばらく混乱。
水曜日はお楽しみの「かーちゃんとビデオ屋さんまでお散歩」なのに、なぜか「ビデオやさん いかなーい!」「おうちでばんごはん たべなーい!」と叫びはじめて。
ラーメン屋とか、耳鼻科とか、デイサービスとか、親戚の家とか、思い付くままに行き先を要求してくる。

いつもと違う方法を試してみようと、とりあえずアイスノンを首にあててほてった体を冷やし、ドーナツを食べさせて胃袋を少し満たすことに。
これが功を奏して、少しづつそうちゃんは落ち着いていき、「ビデオやさんにいきたいです」と言ってくれました。

念のため、今日は車で行くことにして、ビデオ屋さんに向かいました。

で、ここからが悲惨。
さっき功を奏したはずのおやつ作戦が裏目に。ビデオを選んでいる間に、便をパンツ内に漏らしてしまったのです。

ああ、思い出したくないのでいろいろ省略。
ピーがピーしてピーの結果…
ビデオ屋さんにはご迷惑をお掛けせずにすみましたが、車のチャイルドシートがかなり汚れてしまいました。

この間、そうちゃんは素直にレジを済ませられたわけでもなく、車にすんなり乗ったわけでもありません。
何回「そうちゃん、お願い!」と懇願したことでしょう。
筆舌に尽くしがたい状況を抜けて、臭いのこもる車で自宅に帰る途中、ほんの一瞬、号泣しました。
一瞬、だったのは、家に着いてからの段取りが頭を駆け巡っていたから。

帰宅後、まずそうちゃんを風呂場に入れて服と一緒に洗い、ビデオを見せておいて、私は隣人宅に駆け込んだ。

軽く事情を話して、「車の中を掃除しなきゃいけないから、10分だけうちでそうちゃんとビデオ見ててくれる?」とお願いしました。
快く引き受けてくれた隣人に感謝!!!

慌てて車内を掃除し、チャイルドシートは丸ごと風呂場で洗って、疲れ果てて部屋に入ったら、
二つの笑い声が聞こえた。
そうちゃんが、スケジュールを書いてもらいながら、隣人と楽しげにコミュニケーションを取っているのでした。
デレデレと、「いっしょにばんごはんたべるよぉ?」と話し掛けている。
私が「そろそろバイバイだよ。」と言って近付くと、「いーやー」と私を部屋から追い出そうとする始末;
(優しい女の人がいると、すぐかーちゃんは用無しになる)

隣人とそうちゃんの笑顔、それに明るさに救われた。
片付けて済むことくらいどうでもいいや、と思えました。
我が家はいろんな事件が起こるけど、うん、まだ大丈夫。

だって、そうちゃんが可愛いって思えてるから。