詳細省きますが。
玄関から靴下のままダッシュされ、私も靴下のまま100メートルほど追いかけましたが降りきられ、見失いました…。
めちゃくちゃ速い。とても追い付けない。
とまって!明日学校行けなくなるよ!家帰ってみかん食べよう!
色々言ってみたけどこちらを振り返ることはなく。
むしろかーちゃんが追いかけてくれてることに興奮してニコニコしながら。
夜の闇に消えていった、午後7時15分。
とりあえず車を出して、最寄りのスーパーとかっぱ寿司を探した。
かっぱ寿司の入り口にいた若い男性店員さんは、
「ああ、この前来ましたね。今日は来てないですよ。」
そうか、やはり前回の行方不明の時に寄ったんだ。
「その子、一人でいたら迷子なので、もし今日もこの後来たら110番してください。」
「わかりました。」
いなくなって15分は経ってる。この時点で110番。
警察に行方不明届けを出しに行った。
そしたらこれは初めてなんだけど、「警察犬を依頼するので、本人の靴下か靴などをご用意ください。」と言われた。
ちょうど帰宅していた夫に、靴をビニールに入れて待機するよう電話で伝えた。
このあと警察官が自宅に来られ、家の中と庭などをかなり入念に探したみたい。
押し入れの中やクローゼットまで。
確かに、家にコソッと帰ってきてかくれんぼする子とかもいるかもしれないからね。
ただ、そうちゃんはそのタイプではないけど。
警察での届け出に時間がかかり、署を出たのが8時10分ごろ。
家は夫に任せて、車で心当たりを回った。
まずはビデオ屋さん。
レンタルDVDコーナーの店員さんに、「高校生の障害のある男の子が来ませんでしたか?」と聞いたら、「来ましたよ。」とこともなげに。
えっ。いつですか。
「7時50分頃ですかね。」
もう30分も前だ。
何回も借りたいDVDを持ってきたので、「お父さんお母さんと一緒にお金持ってこないとダメだよ。」と言ってくれたらしい。
そのうちに出て行ってしまった、と。
「その子、勝手に家から出て迷子になっていて、今警察も探してくれてるんです。今度一人のところを見かけたら110番してください。」
頭を下げてお願いした。
ここを出て次に行くところは…
隣のショッピングセンターしかない。
慌ててサービスセンターへ。
ここの係員さんの対応が素晴らしかった。
すぐに店内放送かけてくれて。
「業務連絡です。靴を履いていない、上下ジャージをお召しの、身長174センチの◯◯君(フルネーム)を見かけたら、サービスセンターまでお連れください。」
すごい。「障害」とも「迷子」とも言わずに、きちんとお客様としてお呼び出ししてくれてる。
しかも「靴を履いてない」から始めることで緊急性が端的に伝わる!
この放送で、館内中の店員さんが一斉に動き出したのがわかりました。
その数分後、夫から電話が。
「見つかったよ。道を歩いてるところを警察が保護してくれた。」
ああ、よかった。涙出る。
サービスセンターに飛んで来てくれていた店長さんに、「見つかりました。お騒がせしました。」と言ったら、その場にいた人みんなに「あー、よかったです。」と言ってもらえた。
なんて優しい世界線なの。
結論的には、ビデオ屋さんのあと、やはりショッピングセンターに寄って、そこから出て道を歩いているのを巡回のパトカーが見つけてくれたみたい。
発見は午後8時40分。
行方不明時間1時間25分はこれまでで最長です。
靴下はどろどろで大きな穴が開いていました。
たまたまそこまで寒くない日でよかった。上着も着てなかったし、真冬で時間が遅くなれば凍えてしまう可能性もあった。
警察官二人に連れてこられたそうちゃんは、少しばつが悪そうに笑っていました。
ひたすら謝る私に警察官は、「もし今度同じようなことがあっても、迷わずすぐに電話してくださいね。こういうことは早ければ早いだけ見つかる確率も上がりますから。」と強く言ってくれた。
心強い。素晴らしい。日本の警察。
皆さんのお近くで、靴履かずに一人でいる障害児者を見かけたら、「どうしたの?お母さんは?」と声をかけてみてください。
返答ができない場合は、一旦椅子にでも座らせて近くに保護者さんがいないか確認し、本当に誰もおらず迷子が疑われる場合は、110番してください。
この長文を読んでくださってありがとうございます。
明日は学校の学習発表会。
なんとなく、そういう緊張も関係ある気もする。
玄関から靴下のままダッシュされ、私も靴下のまま100メートルほど追いかけましたが降りきられ、見失いました…。
めちゃくちゃ速い。とても追い付けない。
とまって!明日学校行けなくなるよ!家帰ってみかん食べよう!
色々言ってみたけどこちらを振り返ることはなく。
むしろかーちゃんが追いかけてくれてることに興奮してニコニコしながら。
夜の闇に消えていった、午後7時15分。
とりあえず車を出して、最寄りのスーパーとかっぱ寿司を探した。
かっぱ寿司の入り口にいた若い男性店員さんは、
「ああ、この前来ましたね。今日は来てないですよ。」
そうか、やはり前回の行方不明の時に寄ったんだ。
「その子、一人でいたら迷子なので、もし今日もこの後来たら110番してください。」
「わかりました。」
いなくなって15分は経ってる。この時点で110番。
警察に行方不明届けを出しに行った。
そしたらこれは初めてなんだけど、「警察犬を依頼するので、本人の靴下か靴などをご用意ください。」と言われた。
ちょうど帰宅していた夫に、靴をビニールに入れて待機するよう電話で伝えた。
このあと警察官が自宅に来られ、家の中と庭などをかなり入念に探したみたい。
押し入れの中やクローゼットまで。
確かに、家にコソッと帰ってきてかくれんぼする子とかもいるかもしれないからね。
ただ、そうちゃんはそのタイプではないけど。
警察での届け出に時間がかかり、署を出たのが8時10分ごろ。
家は夫に任せて、車で心当たりを回った。
まずはビデオ屋さん。
レンタルDVDコーナーの店員さんに、「高校生の障害のある男の子が来ませんでしたか?」と聞いたら、「来ましたよ。」とこともなげに。
えっ。いつですか。
「7時50分頃ですかね。」
もう30分も前だ。
何回も借りたいDVDを持ってきたので、「お父さんお母さんと一緒にお金持ってこないとダメだよ。」と言ってくれたらしい。
そのうちに出て行ってしまった、と。
「その子、勝手に家から出て迷子になっていて、今警察も探してくれてるんです。今度一人のところを見かけたら110番してください。」
頭を下げてお願いした。
ここを出て次に行くところは…
隣のショッピングセンターしかない。
慌ててサービスセンターへ。
ここの係員さんの対応が素晴らしかった。
すぐに店内放送かけてくれて。
「業務連絡です。靴を履いていない、上下ジャージをお召しの、身長174センチの◯◯君(フルネーム)を見かけたら、サービスセンターまでお連れください。」
すごい。「障害」とも「迷子」とも言わずに、きちんとお客様としてお呼び出ししてくれてる。
しかも「靴を履いてない」から始めることで緊急性が端的に伝わる!
この放送で、館内中の店員さんが一斉に動き出したのがわかりました。
その数分後、夫から電話が。
「見つかったよ。道を歩いてるところを警察が保護してくれた。」
ああ、よかった。涙出る。
サービスセンターに飛んで来てくれていた店長さんに、「見つかりました。お騒がせしました。」と言ったら、その場にいた人みんなに「あー、よかったです。」と言ってもらえた。
なんて優しい世界線なの。
結論的には、ビデオ屋さんのあと、やはりショッピングセンターに寄って、そこから出て道を歩いているのを巡回のパトカーが見つけてくれたみたい。
発見は午後8時40分。
行方不明時間1時間25分はこれまでで最長です。
靴下はどろどろで大きな穴が開いていました。
たまたまそこまで寒くない日でよかった。上着も着てなかったし、真冬で時間が遅くなれば凍えてしまう可能性もあった。
警察官二人に連れてこられたそうちゃんは、少しばつが悪そうに笑っていました。
ひたすら謝る私に警察官は、「もし今度同じようなことがあっても、迷わずすぐに電話してくださいね。こういうことは早ければ早いだけ見つかる確率も上がりますから。」と強く言ってくれた。
心強い。素晴らしい。日本の警察。
皆さんのお近くで、靴履かずに一人でいる障害児者を見かけたら、「どうしたの?お母さんは?」と声をかけてみてください。
返答ができない場合は、一旦椅子にでも座らせて近くに保護者さんがいないか確認し、本当に誰もおらず迷子が疑われる場合は、110番してください。
この長文を読んでくださってありがとうございます。
明日は学校の学習発表会。
なんとなく、そういう緊張も関係ある気もする。