施設の人員体制

そうちゃんが入所している施設に行ってきた。
目的は、保護者会参加と面会。
月イチで保護者会があり、職員さんからも何かしら報告がある。
施設からリトルワールドにお出かけしたこと、クリスマス会でビンゴをしてプレゼントをもらったことなどの話がありました。

誤嚥の事故があったことも報告があり、職員の人員体制について保護者会から質問が出ました。
基本的には、20名の入所者に対して3名の職員で担当しているとのこと。
私は入所時に聞いていたことでしたが。
なかなか厳しいな、と感じる。

以前いたグループホームでは、10名に対し2〜3名の職員さんがいた。
それでも足りず、様々な問題が起きていた。
そりゃそうだ。そうちゃんレベルだとほぼマンツーマンでの見守りが必須。

今日もらった個別支援計画には、
「自傷行為、他害行為、破壊行為、無断外出、大声・奇声、盗食行為がある」と書いてあった。
見事なまでの、行動障害オンパレード。
そして、ここの施設に入所している人のほとんどが似たような状況にあります。
懸命に対応してくださっている職員さんには、ほんとに頭が下がります。
同時に、職員配置を増やし、報酬を上げてもらえるよう、制度の改正を願います。

さて、保護者会の後は面会。

写真撮ろうとしたらピースしてくれたんだけど、これってよくテレビで見る、「今の、カットで！」のポーズじゃない？
かわいいな。

梅切らぬバカ

気付いたら、「梅切らぬバカ」上映会まであと9日しかなかった。
やば。

当日は裏方で忙しいので、今日改めて自宅で観てみた。
以前劇場公開してた時に観たので、3年ぶり。

グループホームに入居する場面。
カーテンや家具を買って、ソワソワドキドキ不安いっぱいな気持ちがそうちゃんの時に重なって。
辛くなって観るのをやめようかと思っちゃった。
でもちゃんと最後まで観たよ。
以前見たのとはまた違う感想を持ちました。

3年前には母役の加賀まりこさんに感情移入して泣いた記憶があるけど。
今回は、一歩引いて客観的に、社会を映すものとして観た。
たくさん宿題をもらったような気持ち。社会の一員として。また、福祉関係者として。

さあ、後ひと踏ん張り。
そのあと怒涛の年度末に向けてジェットコースターに乗り続けるような日々が待ってると覚悟してる。
このところ、仲間の存在を心強く思う瞬間が多い。
今日も話を聞いてくれた友人、ありがとうございました。

明日は寒いってね。
あったかくして眠りましょう。

仕事始め

さあて、仕事始め。
しっかり充電できたので快調に滑り出せたと思う。
にしても時間足りないな。
新規事業が3月からなので、いよいよここから追い込み。
追加の採用面接したり、家電製品買いに行ったり。
の合間に、事務仕事、相談電話、社協に用事。
なんて１日。何が本業かわからんくなってきたぞ。

昨日は趣味で通った研修の「演劇的コミュニケーションワークショップ」が最終日だった。
参加者みんなで話し合いながら即興で1本の演劇をつくる、というワークでした。
参加者のほとんどが障がい福祉関係者。知ってる人は一人もいない。
実は人見知りな私にとってはハードルが高い環境でしたが…
ファシリテーターが醸し出す雰囲気が心地よく。
ほぼ緊張することなく、全てのスイッチを切って素の自分で参加できた。
他の人とイメージを共有しながら自らの発想を体で表現する、というのは初めての経験で、とても楽しかったです。

ワークショップの打ち上げで、他の参加者さんや主宰者さん、ファシリさんとゆっくり話した。
ファシリさんが私の身の上話を聞いてくれて、「あなたは気持ちを吐き出せてる？誰かに支えてもらえてる？」と真っ直ぐ目を見て言うので、思わず泣いちゃったよ。
それから、長い時間抱きしめてくれた。その間、その場所の空気が１℃上がったように感じた。

その時は答えられなかったんだけど、私にはいると思う。
どんな内容でも、親身に聴いてくれる人たち。
けどなかなか弱みを見せられないんだなぁ、私って。
この年末年始、こんなにも毎日泣けたのは、きっと心の壺がいっぱいで堰があふれちゃったんだろう。

年始から濃すぎる１週間だった。
ていうか今から始まるんか、１週間は！

ぼちぼちいこか。

初詣、動物園

いつもは国府宮神社に行くのだけど、今年は人混みを避けて近場で。
日吉神社、久しぶり。
お猿がお出迎え。厄が去る。

手水場がカラフルだった。

おみくじは小吉。
全体的には「地道に生きていれば光が見えてくる、焦るな」という内容で納得。
恋愛は「深入りは避けろ」って書いてあって笑った。関係ないね。

とにもかくにも神頼み。
家族みんな健康に1年を過ごせますように。
世界が平和になりますように。

そうちゃんを施設に送ってから抜け殻と化してひたすら眠っていたので、今日はリハビリでお出かけ。
東山動物園行ってきたよ。

シャバーニの存在感よ。

そしておうちゃくいカンガルー。

他の子に足乗せて寝てるー。

このあと行ったコアラ舎で、ユーカリ交換の時間にあたり。
初めてコアラ達が走り回るのを見た。
あの子ら、ジャンプで木から木へ飛び移ったりするんやね。
そしてコアラのエサ代って１頭あたり年間1000万円なんだってね。
ミニ知識でした。

お正月パニック

明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします

このセリフ、しっかりとそうちゃんも言えるようになりました。
今朝は7:30に起きて、おせちとお雑煮食べて。
9:30からお昼まではカラオケ。
絶対間違いない安全コース。

カラオケでは好きな曲をリクエストしてニコニコ踊りまくり。
喉の調子がイマイチな私に、「白日」「ケセラセラ」と高音の歌ばかり歌わせるとか。
わざとかな？
けどそうちゃんが喜んでくれるなら。
かーちゃんは喉を枯らしても歌うよ。

午後は手土産持って親戚の家へ。

手巻き寿司。
お腹いっぱい食べて大満足。

ここまでは良かったのだけど。
食べ終わってからもいつまでもしゃべっていることに落ち着きをなくし始めたそうちゃん。
ベランダや窓から脱走しようとすること3回。
おやつを食べてから早めに御暇したのたけど、結論から言うと判断が一歩遅かった。

親戚の家を出る頃からスーパー不穏状態に突入。
大声、険しい顔、本気ダッシュ。
夫と2人で両腕を抱え、車に押し込むところまで、何も壊さなくてよかった。
車中でどんどん怒り出し、ついにはシートベルトを外して逃げ出そうとし、前のシートを思い切り蹴ったところがマックス。張り詰める緊迫感、絶望感。
ここまでくると、私一人ではお手上げ。
この状態から警察沙汰になった数々の過去がよぎり、いつでも路肩に停められるよう心の準備。
夫があの手この手でそうちゃんを説得し、なだめ、抑え…。
助手席のみゆみゆが提供してくれた飴を舐めさせるとようやく興奮が収まっていきました。
その間20分ほど。
ああ、背すじが凍った。

安全に自宅に帰り着き、すぐにお風呂。じっくりと。
やっとそうちゃんに取りついていた何かが落ちて、穏やかそうちゃんが戻ってきた。
いやー、よく無事に乗り切れた。
たいへんだった。

ああ、それでも。
隣のお布団にもう一晩寝てくれることが、かーちゃんは嬉しいんだよ。

大晦日

そうちゃん帰宅。
めちゃめちゃ落ち着いている。
メリー・ポピンズのビデオ見て、晩ごはんはすき焼きお腹いっぱい食べて。
ゆっくりお風呂に入ったら、おもむろにボールペンと新しい年のカレンダーを手に座り、

スケジュール書いてる。
正しい自閉くんだ。

「あしたは　おしょうがつ」
お、よく知ってるやないの。

早めにお布団に入ったけどなかなか寝付けない様子だったので、頓服シクレスト飲ませたよ。
こういう時は無理しない。
夫が添い寝して、10時前には就寝。上々です。

おかげで私は割としっかり紅白歌合戦見れてる。
源ちゃんの「ばらばら」、食い入るように聴いちゃった。
やるせない気持ち、悲しみや怒り、深い深いところの想い。
全然違うけど、私もそんな気持ちを抱えているから、泣けたよ。
ギター1本で歌う姿に、力を感じた。
私もこの足で立って、一歩ずつ歩いていく。来年も。

さあ、このあとのミセスと米津くん聴いたら寝よ。
それにしてもイルカ…。私が小学校の時カセットテープで聴いてた時と1ミリも変わらん。すごい。

やっぱり号泣

年末年始のお休み。
手始めにリビングの書類整理をしたら。
そうちゃん関係の書類が出てくる出てくる。

何せ福祉サービスだけでも関係機関が多すぎるからね。
高等部の頃は、放課後デイ3カ所、短期入所2カ所、行動援護、居宅介護（受診介助）
卒業後の半年間で、生活介護4カ所、B型1カ所、グループホーム、行動援護、居宅介護2カ所、入所施設。
その他に見学に行った入所施設2カ所、入院先の病院2カ所、そしてとてもとてもお世話になった相談支援事業所。

いかに迷走したかがわかる。
ともかく必死だった。
私一人で奔走したわけではなく。
準備を重ね、あらゆる支援者さんの手や知恵を借りて。

学校を卒業してからのそうちゃんは、幾度となく警察のお世話になり、脱走がエスカレートし、窓を蹴って割ること2回。それに他害も出てきてしまった。
行動障害が悪化した状態での施設入所。
今も安全に過ごさせてくれている施設には本当に感謝している。
命の危険の心配がほとんどないのは、なんてありがたいことか。

それでも、涙は出る。
たくさんの思い出と、支援者皆さんの想いと、笑ったり困ったりしていたそうちゃんの表情を思い出して。
ああ、やっぱり朝から号泣しちゃった。
これだな。
これを避けるために、私は「部屋の掃除もままならないほど」忙しくしていたんだ、きっと。

一度開いた心の蓋からは、感情がダダ漏れしちゃうらしく。
スーパーに買い出しに行っても、車を運転してても、なぜかふいに涙が止まらなくなって。
1年を振り返るというこの年末の空気感、
そして「仕事モード」「よそ行きモード」になる機会がない連休、
辛いかもしれない。
いや、そういう時間も必要なのか？次に進むためのステップとして？

ぐるぐる考えながら落ち込む、激動の1年のシメです。
そんなこんなやってるうちに、そうちゃんが帰ってくる。
大晦日から2泊3日の予定。
不安と楽しみが半々です。
ああ、それも辛い。楽しみ100%で迎えてあげられる母でいたい

年末

とうとう年末。
今日仕事納めだったけど、やり残したお仕事があるので明日もちょっとだけ出るつもり。
それにしても、なんて1年だったんだ！
鮮明に振り返ると辛いのでぼんやり早送りで思い出してみても。
辛いことが多かった。

それを振り切るようにして、ここ2〜3ヶ月はお仕事してたような。
なんか、性格が暗くなった気もしている。
人と関わるのが怖くなったり。
自分が嫌いになったり。

ずっと放置している散らかったお部屋を片付けたいけど。
そうちゃんの思い出に手を付けることに畏怖を覚えて手が出ない。
もうちょっとかかるかなー、私。

昨日、録画しといた「18祭」を見た。
若者たちの「本音」。ミセスグリーンアップルと共に歌う合唱。
もうね、号泣しましたよ。
ミセスのもっくんが歌う前に言った言葉。
「悲しみや苦しみは、残念ながらなくならない。それでもみんなで一緒に歌うことで、1人じゃないと思える。希望を見つけることができる。」（言葉どおりじゃないかも。）
私も、そんな気持ちで合唱団の指揮をしてるよ。いつも。だから、油断すると歌いながらいつでも泣いちゃう。指揮者が泣くわけにはいかないから油断しないけども。

「ダーリン」、いい曲だった。
アラフィフ向けに「50祭」もやってほしい（笑）
もっと荒れてロックな感じになると思う。
人生の修行積んだ分、私たち、いい音が紡げるよ。

そうちゃんのいないイブ

今までにも、クリスマスイブにそうちゃんがいないことはあったような気はするけど。
今年はほんとにそうちゃんいないんだなー、と思ってしまって。
ケーキもプレゼントも買う気がせず。
遅くまで仕事して、普通の晩ごはん作る気でいたら。
17時にみゆみゆからLINE。
「名駅でケーキ買って帰るよー」

お。
そっか、クリスマスイブだもんね。
急にクリスマス気分になって、鶏もも買って帰ったら。
家には夫しかいなかった。
みゆみゆさん、友人から急にお誘いがかかってクリスマス会に出かけたんだってさ。

ん。
若者として正しい選択肢だね。
家族より友達、それでよし。

そんなわけで夫婦でゆっくり鶏ももメインの晩ごはん。
それから水ダウの名探偵津田見て。
さっさと寝る。
子どもに買ったクリスマスプレゼントを隠しといたこととか、思い出すといちいち泣いちゃうから。
気持ちが繊細な今は、感情が愛や哀に揺れそうなことには近寄らない。

今朝はまた、M-1の真空ジェシカを思い出し笑い。
洗濯物畳みながらアンジェラアキの「手紙」をYouTubeで聴いて、
号泣。
ああ、愛と哀が詰まりすぎてたわ。この曲。
16歳だったみゆみゆと一緒に夫の伴奏で歌ったこととか。
そうちゃんが「手紙」を「毛ガニ！」って言ってたこととか。
そして、あの頃の私からのメッセージとして。

拝啓　この手紙　
読んでいるあなたが　
幸せなことを　願います

※※※※※※※※※

ところで。
大阪に受けに行った試験の合格通知が届いた。
良かったー。
この資格をもとに、さらに自己研鑽積むつもり。
あと、10年と少し。いけるとこまで。
子どもの福祉と保護者支援、地域支援に関わっていきたいから。
自分の中の哀しみや苦しみとがっぷり四つに組めるほど丈夫じゃないので。
うまいこと気をそらしながら、ニョロニョロと生きていくよ。
にんげんだもの。

M-1 2024

いやー、出だしがすごかったよね。
そりゃ阿部一二三がトレンドワードになるわ。
令和ロマンが2年連続のトップバッターになるなんて誰が予想した？
そこからのヤーレンズ、真空ジェシカ。
そこから尻すぼみするかと思いきや、バッテリィズという新星が現れ。
トム・ブラウンの狂気で終了。
何せ全体的にレベルが高かった。

個人的には真空ジェシカ推し。
1本目も2本目もお腹抱えて笑った。
アンジェラアキも大好きだから余計に。
漫才の大会なのに2本目であんなに長時間無言で動き回れるハートに惚れる。
来年も出て優勝争いに絡んでほしい。
ほんとうに、伝え方が上手になった分、成熟してきた感じがしている。

初出場のバッテリィズ、知らない子たちだったけど好感を持った。
なんというか懐かしいアホな漫才。
あの芸歴であんなに落ち着いてるのすごい。
そしてキャラがいい。
あまり急に跳ねずにじっくり醸成して、息の長い漫才師になってほしい。

ほんで令和ロマンよ。
文句ない。
2本目にあのネタを残していること自体に余裕を感じる。
ここ1年、テレビバラエティのひな壇は基本断っていたとも聞くけど、この先はどうするんだろ。
2連覇したチャンピオンがどう新しい道を行くのか、楽しみ。

ああ、面白かった。
ダイタクは劇場で漫才師として長く食べていけそうだな、と思えてなんか清々しかった。
大鶴肥満ケガしないようにね、とか。
みちお頭真っ赤やったけど大丈夫かな、とか。
ヤーレンズのネタ、ゆっくりにして10分の尺で見たいな、とか。
いろんなこと考えてめっちゃ面白かったから、また日を空けてもう1回見ようっと。

審査員がグッと若返って、転換期だな、と思いつつ寂しさもあり。
やっぱり来年はまっちゃん戻ってきて審査員長席に座っててほしいな、と思ってしまうのでした。