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山田風太郎さんのご逝去に合掌!

2007年09月04日 | たばこの気持ち
◎ 山田風太郎さんが先月(2001年7月)の28日に79歳で亡くなられた。西行の歌に「ねがはくは花の下にて春死なんそのきさらぎの望月の頃」があり、この境地に共鳴した山田さんは「ねがはくは花咲くまえの春死なんその三月の望月の頃」(『半身棺桶』)と書いていた。今朝の朝日新聞の顔写真は、山田さんがたばこを手にしていたものであったし、キャプションにも「終生、酒とたばこを愛した山田風太郎さん」と記載されていた。

◎ すでに、八王子の奥の霊園に墓地を購入していた。戒名については、当初「風々院風々風々居士」と決めていたようだが、最終的には「風の墓」になるようである。私は、山田風太郎さんの著作を本格的に読もうと思っていた矢先なので、少なからず残念ではあるけれど、その気持ちに変わりはない。(WEDNSDAY.1.AUGUST.2001)

※ たくさんの本をBOOK OFFに持ち込んだけれど、山田風太郎さんの本は残してある。6年前に読もうと思っていたものが、そのままである。自分の書いたことが、これほど当てにならないとは、ほとほと情けない。(2008/09/04)
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たばこと山田風太郎さんについて

2007年09月04日 | たばこ弁護の諸説紹介
◎ 今朝(2001年8月2日)の「天声人語」(朝日新聞)は、山田風太郎さんの死を悼むものだった。その中で、7月28日は江戸川乱歩さんの命日と同じであり、筆者はそのことに驚嘆の意を表明していた。
私は、「山田風太郎さんとたばこ」に関するテーマを何度かとりあげてきたが、江戸川乱歩さんとの関係でとても不思議に思ったことがある。それは、「戦中派天才老人山田風太郎」(関川夏央著、ちくま文庫)の171~172ページに記載されている。戦後の一代推理小説ブームを支えた「宝石」という雑誌が、たばこ会社を前身とする岩谷書店であったことだ。

◎ 「宝石」はずいぶん売れたが、明治時代のたばこの銘柄をつけた「天狗」という時代小説雑誌を出したころから、書店経営が悪化したそうである。当然、「宝石」にも影響が及び、江戸川乱歩さんが編集長を5年ほど務め、原稿を依頼された青年作家山田さんは当時スランプであったらしく、2つしか協力できずに「はなはだ不満である」とお叱りを受けたとのことである。
当時の推理小説家たちは売れっ子であったし、モクモクとたばこを吸いながら、互いに競い合って作品を書いていた様子が目に浮かぶようである。

* 先日、小説家は政治が好きらしいと書いた点について、とくに自由連合から出馬した面々をふくめ、私なりに激励したつもりである。しかし、比例区得票トップの勝者である桝添氏が、「がらくた芸人」と批評したことについては、強い不快感を覚えざるを得ない。(THURSDAY.2.AUGUST.2001)

* そんな升添氏は、今夏の参院選において「100万票は取れる」ようなことを述べていたが、遠く及ばずも自民党ではトップの得票を評価され、何かと課題の多い厚生労働省の大臣になったのだから、一定の賛辞に値する。国民の声に耳を傾け、大胆な改革を断行を期待しておきたい。そうでないと、「がらくた政治屋」と呼ばれることを覚悟しておいた方がいい、と思うのだ。(2007/09/04)
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