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1日2本の歩きたばこ

2007年09月30日 | ここで一服・水元正介
◎ 最近(2002年12月)、妻の禁煙と関係するのだが、半年ほどやめていた「歩きたばこ」を区間限定で再開した。完全に禁煙できるまで、妻の前では吸わない約束になったので、自宅で吸えないから、通勤途上に人通りが極端に少ない小さな公園があり、そこにスタンド灰皿が設置されている。

◎ 朝食を体内に取り入れた後に、美味しい一服をすると大腸が刺激され、トイレに向かうという習慣を長年続けてきたので、この頃とくに便通が不規則になってしまった。それにもまして、朝の一服をする場所がなかなか決まらず、どうにも困っていたが、この際、区間限定で「歩きたばこ」を自分に許す決断をしたのである。

◎ 朝晩の区切りの一服は、この上なくうまい。喫煙本数は確実に減ってきているので、「自宅で吸わない」という制約があることによって、なおさら「うまい」と感じるのだろう。さて、Mujinaさんは「新幹線通勤の日々」という著名はホームページを持ち、その中で「禁煙」および「分煙」という立場を鮮明にしている人であるが、2002年12月10日(火)に次のようなことを書いている。

---- 経営危機が伝えられていた UAL(ユナイテッド航空)が破綻。米テロの影響が大きかったのかな。昨年利用しているだけに寂しいものがある。一昨年利用のSabena航空も潰れちゃった。二度あることは……残りは……めよう、こんな話。こんな冷え込んでいる時に、煙草増税と発泡酒増税、怒れ愛煙家、怒れ愛飲家。----

◎ Mujinaさんは、以前も紹介したとおり、誠実かつ常識のある信頼できる人なのだ、と再確認したのである。「こんな冷え込んでいる時に、煙草増税と発泡酒増税、怒れ愛煙家、怒れ愛飲家。」というメッセージには痛いほど同感である。しかし、残念ながら発泡酒もたばこも値上げの雲行きなのだ。(2002 12/12)

※ 2007年12月28日、「歩行喫煙はやめましょう」という東京都港区のボランティア活動に参加し、活動を終えてホッとした直後、私は歩行喫煙をしてしまった。それを見ていた区職員さんから、かなり厳しく「キャンペーンをしている側で、歩行喫煙をしてどうするんですか!」と注意を受けたのである。サッカーのルールでいうと、ちょっと油断をしてしまった自分に、「イエローカード1枚」なのである。(2007/09/30)
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たばこ訴訟のデットロック(木っ端拾いの筏流し)

2007年09月30日 | たばこ弁護の諸説紹介
◎ 新聞によれば、今月(2003年4月)の初め、イリノイ州でたばこの「ライト」という表示をめぐる集団訴訟が結審した。判決は、総額101億ドル(約1兆2千億円)の支払いを、フィリップ・モリスなどの大手メーカーに命じる内容であった。しかし、これには話の続きがあって、州政府はたばこ会社が負担すべき訴訟費用の減額を申し出た、という奇妙なことになったのである。

◎ すでに、たばこメーカーは1998年以降、アメリカの46州に対し25年間にわたり、総額2,460億ドル(約29兆3千億円)の損害賠償金を支払うことで和解している。よくよく冷静に考えてみれば、この賠償金はどんでもない金額であることがわかる。「たばこ憎し」の庶民感情を組織化し、莫大な損害賠償金を手にして、「してやったり」と歓喜したのは、一生かけても使い切れないほどの報酬を得た弁護士たちであることは、衆目の一致するところである。

◎ 弁護士たちは、多額の報酬を得ればよいから、たばこメーカーに致命傷を与えても平気だが、州政府としては期限内の毎年、確実に賠償金が入ってこなくては意味がなくなる。やっと、州政府はそのことに気がついたようである。今回の訴訟でも、たばこメーカーは控訴して連邦の法廷で争うことになるが、そのためには原告側の弁護費用を上乗せした計120億ドル(約1兆4千3百億円)の預託が生じたため、「こんなことを続けているうちに、たばこメーカーが倒産したらどうしよう。取れるお金も取れなくなってしまう」と心配になったらしい。やはり、「物には限度というものがあるぞ」と私は思ったのである。(2003 04/23)
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