前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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5月1日はメーデー

2009年04月26日 | Weblog
   5月1日のメーデーがちかづいてきました。
   ある学習会で、「8時間労働制をはじめたのはどの国か」との質問が出た。
早速、しんぶん「赤旗」で調べました。
   
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   しんぶん「赤旗」・・・・・1850年代以降、ヨーロッパ、アメリカなどの労働者は、8時間労働制を求めてたたかうようになりました。
   マルクスの指導した労働者階級の国際組織・第一インターナショナル(国際労働者協会)は、1866年、8時間標準労働日の法制定を世界の労働者によびかける決議を採択しました。
   1870年代、ニュージーランド、オーストラリアの一部の州で、女性と年少者に限って8時間労働制を法定化しました。
   1886年、アメリカでは、8時間労働制を要求して労働者のはげしいゼネストがたたかわれました。このたたかいを記念して、1889年、エンゲルスの指導のもとに創立された第二インターナショナル(各国の社会主義政党の国際組織)は、5月1日を労働者の団結とデモンストレーションの日とすることを決めました(メーデーの起源)。
   8時間労働制は、20世紀に入ると大きな国際的な流れとなって定着し、前進しました。この流れの促進に大きな影響を及ぼしたのは、1917年のロシア革命でした。レーニンの指導した革命ロシアは、1917年、全労働者を対象にした8時間労働制を宣言(布告「八時間労働日について」)。これを契機に、1919年、国際労働機関(ILO)が創設され、8時間労働制が第一号条約として結ばれました。
 8時間労働制は、1917年から1923年までの数年間に、ヨーロッパ大陸のほぼ全土に広がりました。・・・・

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    いまカジノ資本主義の矛盾がふきだし、世界的にマルクス「資本論」が注目されています。日本でも、さまざまな書籍、マンガなどが新たに出版されています。
    また、「派遣切り」「サービス残業」が横行し、労働者の本来の権利がないがしろにされています。
    あらためて、マルクス、エンゲルス、レーニン、そしてアメリカ、ヨーロッパなどの先人のたたかいのうえに今日の労働者の生活があることを実感します。
    ふだんこんなことを考えずに働いているでしょうが、5月1日はぜひ思いを馳せ、次の世代にさらに発展させた労働法制でバトンをつなぐためにも、いま吹き荒れている不条理とたたかわなくてはいけないと思います。

    なお、福井市でのメーデーは、5月1日午前9時半、福井市役所裏の中央公園です。誘い合って参加したいものです。