前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

たくさんの手料理に舌鼓、共産党支部のごくろうさん会。熱気あふれた、ただ人の会の田中優氏講演会。

2011年06月01日 | Weblog
   昨日は、かねもと幸枝書記長との朝の街頭宣伝、あいさつ回り、共産党支部の選挙ごくろうさん会、調査活動、ただ人の会の田中優氏講演会などでした。
共産党支部の選挙ごくろうさん会には鈴木市議、渡辺三郎元県議とともに出席。テーブルの上にずらりとならんだ女性党員のみなさんによる手料理をつぎつぎ味わいながら、選挙後の県議会、市議会のことや原発問題などを語り合いました。お昼でしたので私や鈴木市議は禁酒でしたが。

夜の田中優氏の講演会はアオッサの県民ホールにいっぱいの人が集まり、福島原発事故への関心の高まりを感じました。田中氏の放射能汚染問題、自然エネルギー転換とともに「節電型電気料金」の設定、電力事業者が原発など無駄な設備をつくる背景や電力会社の広告費の問題、地域活性化のエネルギー政策など、豊富や資料にもとづいてわかりやすいお話でした。

主催された「ただ人の会」は今回が最初の企画ということでした。チラシにみなさんのメッセージが書かれていました。
「みんなで考え、みんなで創る未来」
「福井の大地を耕そう。エネルギーは市民の手で!」
「自分の今は、私たちと子どもたちの未来。考え行動して、そして一緒に未来を考える仲間を増やそう」・・・・・・

いろんな人たちと力をあわせて危険な原発ゼロをめざします。



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  福井新聞・・・・・原子力防災、エネ多角化議論開始 福島事故踏まえ県検討会



東京電力福島第1原発事故を踏まえ福井県は31日、エネルギー研究開発拠点化計画の充実に向けた関係機関による実務者レベルの検討会を設け、県庁で初会合を開いた。原子力防災・危機管理機能の向上、エネルギー源の多角化の2テーマに絞って議論を始めた。

 10月までに3回程度会合を開くほか、必要に応じ専門分野ごとに作業部会を設け議論を深める。意見や提言を反映させた具体的な内容を11月のエネルギー研究開発拠点化推進会議に示し、方針を決定。2012年度に研究開発や事業を始める。

 検討会は国や県、大学・研究機関、電力事業者、産業界の18人で構成。アドバイザー4人を置いた。座長には福井大産学官連携本部の山本本部長を選んだ。

 原子力防災・危機管理に関しては、福島の状況を踏まえ、事故を想定して現場で役立つ技術開発と県内原発での実証が必要との意見が目立った。経済産業省原子力安全・保安院の森下泰地域原子力安全統括管理官は「防護服の(放射線遮へい)機能向上や(放射線量計測などの)ロボット技術開発が必要」と述べ、産学官連携により産業振興にもつなげるべきだとした。

 福井工大の古莊純次教授(機械工学)は、ロボットを開発しても使われておらず、経験の不足が問題だと指摘。遠隔操作技術などを含め、県内原発で実証が必要と強調した。

 エネルギーの多角化では、新エネルギー開発の現状をアドバイザーらが紹介。太陽光発電と風力発電では発電効率向上、コスト削減を課題に挙げた。資源エネルギー庁の担当者は「福井でどんなポテンシャルがあるか議論したい」と説明。関西電力は研究開発を進めるとした上で「安定的に使えるめどが立てば、主力電源として活用する」などとした。・・・・・・・・・

 

    私は、かつての議員時代から西川県政がはじめたエネルギー研究開発拠点化計画の問題点を指摘してきた。
とくに、印象的だったのは、11名が死傷した美浜3号機事故後も、関西電力を「批判」する一方で、「手をとりあいながら」計画づくりをすすめた県の姿勢に、「これは大変なことだ」と痛感した。
   問題点は一言でいえば、「原発と福井県は一蓮托生」の計画、ということだ。
 
   枠組みそのものの見直しが求められるのです。