前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

福井から10日に岩手へ救援物資、米・野菜を募集中。福島原発と同型の敦賀1号は運転再開すべきでない

2011年06月07日 | Weblog
       昨日は、山田和雄さんとの街頭宣伝、会議、生活相談などでした。
街頭宣伝は、かねもとさんが岩手県への救援ボランティア活動にでかけているので、山田さんとともに訴えました。
現地のかねもとさんからは、惨状の写真とともに活動内容がメールでおくられてきます。「まだまだボランティアが必要」との状況は変わりません。

日本共産党福井県委員会は10日からボランティアを岩手県に派遣します。米、野菜などの生活救援物資のご提供をお願いします。
お問い合わせは0776-27-3800まで。


       生活相談は、食中毒?に関するもの。なんでもその商品を食べたら激しい下痢と嘔吐。確実に「関連」が疑われます。ところが、商品を買った大手販売店は、製造業者に問い合わせてくれ、とつれない返事。製造業者の担当者は「上司と相談する」。医者も、最初は「食中毒だから入院を」と言っていたのに、業者がきて話をしたら「胃炎ではないか」と診断を変更した、と・・・・怒りの相談。ユッケ事件もありましたが、まだまだ、消費者安全の点では福井も問題が多いようです。




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       中日・・・・福島1号機、震災5時間で容器破損 保安院解析  2011年6月7日


      福島第1原発の事故で、経済産業省原子力安全・保安院は6日、1~3号機の原子炉内の核燃料が溶けて落下するメルトダウン(炉心溶融)が起きていたとする独自の解析結果を発表した。最も厳しい想定では、地震発生後に1号機の圧力容器が破損した時間は、先に公表していた東京電力の解析より約10時間早いと指摘している。地震から5時間後の3月11日午後8時には既に危機的状況だった可能性があることが分かった。

 西山英彦審議官は会見で「事故の進展が非常に早いと痛感した。少しの対応の遅れが炉心溶融につながる」と述べた。メルトダウンを示す同様のデータは東電も5月24日に公表済み。保安院は地震直後のデータを反映させ、東電より精度が高いとしている。

 解析によると、1~3号機の圧力容器内の核燃料はいずれも大部分が容器下部に溶け落ち、一部が外側にある格納容器に流出。溶けた燃料は圧力容器の下にたまった水で冷え、現在は、残った燃料が水蒸気で冷却され安定している状態という。

 最も厳しい条件で解析した場合、1号機は地震から3時間後、津波到達から2時間後の3月11日午後6時ごろに圧力容器内の水位が低下、過熱した棒状の核燃料が壊れ始めた。燃料が溶け落ちて一部が格納容器へ漏れ始めたのは同日午後8時で、東電の解析より10時間も早い。

 他号機の圧力容器が損壊を始めた時間は、2号機は東電より29時間早い3月14日午後11時。一方、3号機は13時間遅い同日午後10時と解析している。

 1号機の原子炉は、米国のゼネラル・エレクトリック製。東電初の原子炉として1971年に稼働を始めた。1号機と同型機は日本には日本原子力発電の敦賀原発1号機(福井県敦賀市)があり、東電より早い70年に送電開始し、現在は定期検査で停止中。西山審議官は「今回の事故から問題点を洗い出し、対策を考えたい」と強調し、敦賀1号機への対応を検討する意向を示した。

 保安院は今回の解析を受けて地震直後から3月16日までに福島第1の1~3号機から外部に放出された放射性物質の総量は77万テラベクレル(テラは1兆)と発表。これまでは37万テラベクレルとしており、2倍以上に修正。格納容器からの漏出を多く見込んだため。旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の総放出量は520万テラベクレル。・・・・・・・・・・・・



       ・・・・1号機と同型機は日本には日本原子力発電の敦賀原発1号機(福井県敦賀市)があり、東電より早い70年に送電開始し、現在は定期検査で停止中。西山審議官は「今回の事故から問題点を洗い出し、対策を考えたい」と強調。・・・・

       昨日の朝の街頭演説でも福島と同型の敦賀1号の問題点を訴えた。このMARK1と呼ばれるタイプは開発したGEの技術陣が欠陥原発だとして1970年代から使用しないよう求めていたもの。
開発者が問題を指摘していたにもかかわらず、使用をつづけた東電、認めてきた国の責任は重い。
当然、日本最古の敦賀1号の運転再開は認められない。