毎日・・・・大飯再稼働:閣 会合での協議「議事録なし」
藤村修官房長官は17日の記者会見で、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働20+件 を判断する関係閣僚会合をめぐり、事務方が退席した後の政治家のみによる協議について「自由討議であり、記録を残すような話し合いではない」と述べ、議事録を作成していないことを明らかにした。野田佳彦首相が原発の再稼働20+件を「政治判断する」と明言している意思決定の場で、核心の議論を記録に残さない手法には批判が出そうだ。
閣僚会合には首相と藤村氏、枝野幸男経済産業相、細野豪志原発事故担当相の3閣僚のほか、民主党の仙谷由人政調会長代行、斎藤勁官房副長官が出席。藤村氏は、技術的問題などを説明した後に官僚を退席させ、首相ら政治家6人だけで協議する時間を設けていると説明した。
公文書管理法は、政府が重要な意思決定を行った過程を後日検証できるよう、文書に残すことを義務づけている。
政府は発言者の氏名をほとんど伏せた簡略な議事概要を公表している。藤村氏は会見で「議事概要に必要なことは盛り込んでいる」と説明したが、政治家だけの協議では「録音は止めていたと思うが、定かでない」とも述べた。・・・・・・・
安全委員会という原子力の専門家集団が「安全宣言」をだせない大飯原発再稼動。そこで「政治判断」をおこなったものだが、その判断の核心部分の議事録を法に背いて残さないとは、・・・・福島原発事故対応の時の過ちを故意に繰り返している。こんな政権が「安全」と言っても信用できるか!
★
産経・・・安全基準、全員協議会で意見集約へ 福井県議会
福井県議会は17日、会派代表者会議を開き、国が示した暫定的な安全基準について検証している県原子力安全専門委員会の報告後に全員協議会を開き、西川一誠知事に意見を伝えることで合意した。
代表者会議は非公開。田中敏幸議長によると、16日から審議を始めた同委員会が県に最終報告をした後、県から説明を受け、さらに各会派で意見を集約し、全員協議会で議会としての意見をまとめるという。
開催時期は委員会の検証作業次第で、田中議長はおおい町で26日に行われる住民説明会も踏まえたいとし、「まったく見通しは分からない」とするが、週明け以降に議論が本格化するとみられる。・・・・・
記事にあるように、枝野経済産業大臣の「大飯原発3,4号機再稼働要請」をうけて、福井県議会の各派代表者会議が1開かれました。
田中敏幸議長から、枝野大臣の説明およびやりとりの報告をうけ、今後の議会対応を協議しました。
私は枝野大臣との話し合いで、「議会としてなるべく早く結論をだす」などと述べていたことに苦言を呈しました。
今後の対応については、田中議長からは「平成11年のプルサーマルの時は知事の要請で全員協議会を開催し、各会派が時間をもって質疑をおこなった。今回もそのようにしたい」と提案がありました。
私は、「従来の非公開の全員協議会方式ではなく、県民の傍聴も認め、インターネットで中継するなど公開性をたかめること」「休会中審査を厚生常任委員会、原子力発電防災対策特別委員会の合同審査でおこない、県原子力安全専門委員会の中川英之委員長を参考人としてよぶこと」「原発再稼働の安全性と必要性について、再稼働に反対する立場の専門家も参考人としてよぶなど議会として議論を尽くす審議を」などを提案しました。
自民党会派と民主党会派は「もちかえって検討したい」と述べたため、具体的な議会対応の日程・持ち方は次回の協議に持ち越されました。
今後も、県民に開かれた県議会となるように審議過程の公開にとりくみたいと思います。ましてや、国民県民が注視する大問題の審議です。拙速にならず、責任ある検証と議論が大事です。
以下、私が各派代表者会議に提案した文書です。
★
各派代表者会議御中
4月17日 日本共産党県議会議員団 佐藤正雄
枝野経済産業大臣の「大飯3,4号機再稼働要請」にともなう議会審議についての提案
大飯原発3,4号機の再稼働についての議論にあたって以下の点を提案いたしますのでよろしくお願いいたします。
一、保安院の説明を受ける場は従来の形式だと全員協議会方式が考えられます。しかし、従来の全員協議会方式では「県民の傍聴ができない」「正規の議事録として残らない」など県議会として最重要課題を審議する場としては課題があります。
全員協議会方式でも、県民の傍聴を認め、インターネットで生中継・録画中継するなど議会としての公開性を高めることを提案します。
二、議会の意見集約にあたっては休会中ですが、課題の重要性にかんがみ閉会中審査を厚生常任委員会、原子力発電防災対策特別委員会の合同審査会を開くことを提案します。この際、委員以外の議員も質疑できることを保障されなくてはなりません。
時期は、福井県原子力安全専門委員会が報告書案をまとめた段階として、中川委員長らを参考人としてよび、県議会としてその妥当性を検証することを提案します。
三、また、厚生常任委員会、原子力発電防災対策特別委員会の合同審査会は1回にとどめず、「安全性」、「必要性」のそれぞれの観点から原発再稼働に反対する立場の専門家も参考人としてよぶこともふくめ、閉会中の県議会としても県民世論にこたえた議論を尽くす審議をおこなうことを提案します。
以上
藤村修官房長官は17日の記者会見で、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働20+件 を判断する関係閣僚会合をめぐり、事務方が退席した後の政治家のみによる協議について「自由討議であり、記録を残すような話し合いではない」と述べ、議事録を作成していないことを明らかにした。野田佳彦首相が原発の再稼働20+件を「政治判断する」と明言している意思決定の場で、核心の議論を記録に残さない手法には批判が出そうだ。
閣僚会合には首相と藤村氏、枝野幸男経済産業相、細野豪志原発事故担当相の3閣僚のほか、民主党の仙谷由人政調会長代行、斎藤勁官房副長官が出席。藤村氏は、技術的問題などを説明した後に官僚を退席させ、首相ら政治家6人だけで協議する時間を設けていると説明した。
公文書管理法は、政府が重要な意思決定を行った過程を後日検証できるよう、文書に残すことを義務づけている。
政府は発言者の氏名をほとんど伏せた簡略な議事概要を公表している。藤村氏は会見で「議事概要に必要なことは盛り込んでいる」と説明したが、政治家だけの協議では「録音は止めていたと思うが、定かでない」とも述べた。・・・・・・・
安全委員会という原子力の専門家集団が「安全宣言」をだせない大飯原発再稼動。そこで「政治判断」をおこなったものだが、その判断の核心部分の議事録を法に背いて残さないとは、・・・・福島原発事故対応の時の過ちを故意に繰り返している。こんな政権が「安全」と言っても信用できるか!
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産経・・・安全基準、全員協議会で意見集約へ 福井県議会
福井県議会は17日、会派代表者会議を開き、国が示した暫定的な安全基準について検証している県原子力安全専門委員会の報告後に全員協議会を開き、西川一誠知事に意見を伝えることで合意した。
代表者会議は非公開。田中敏幸議長によると、16日から審議を始めた同委員会が県に最終報告をした後、県から説明を受け、さらに各会派で意見を集約し、全員協議会で議会としての意見をまとめるという。
開催時期は委員会の検証作業次第で、田中議長はおおい町で26日に行われる住民説明会も踏まえたいとし、「まったく見通しは分からない」とするが、週明け以降に議論が本格化するとみられる。・・・・・
記事にあるように、枝野経済産業大臣の「大飯原発3,4号機再稼働要請」をうけて、福井県議会の各派代表者会議が1開かれました。
田中敏幸議長から、枝野大臣の説明およびやりとりの報告をうけ、今後の議会対応を協議しました。
私は枝野大臣との話し合いで、「議会としてなるべく早く結論をだす」などと述べていたことに苦言を呈しました。
今後の対応については、田中議長からは「平成11年のプルサーマルの時は知事の要請で全員協議会を開催し、各会派が時間をもって質疑をおこなった。今回もそのようにしたい」と提案がありました。
私は、「従来の非公開の全員協議会方式ではなく、県民の傍聴も認め、インターネットで中継するなど公開性をたかめること」「休会中審査を厚生常任委員会、原子力発電防災対策特別委員会の合同審査でおこない、県原子力安全専門委員会の中川英之委員長を参考人としてよぶこと」「原発再稼働の安全性と必要性について、再稼働に反対する立場の専門家も参考人としてよぶなど議会として議論を尽くす審議を」などを提案しました。
自民党会派と民主党会派は「もちかえって検討したい」と述べたため、具体的な議会対応の日程・持ち方は次回の協議に持ち越されました。
今後も、県民に開かれた県議会となるように審議過程の公開にとりくみたいと思います。ましてや、国民県民が注視する大問題の審議です。拙速にならず、責任ある検証と議論が大事です。
以下、私が各派代表者会議に提案した文書です。
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各派代表者会議御中
4月17日 日本共産党県議会議員団 佐藤正雄
枝野経済産業大臣の「大飯3,4号機再稼働要請」にともなう議会審議についての提案
大飯原発3,4号機の再稼働についての議論にあたって以下の点を提案いたしますのでよろしくお願いいたします。
一、保安院の説明を受ける場は従来の形式だと全員協議会方式が考えられます。しかし、従来の全員協議会方式では「県民の傍聴ができない」「正規の議事録として残らない」など県議会として最重要課題を審議する場としては課題があります。
全員協議会方式でも、県民の傍聴を認め、インターネットで生中継・録画中継するなど議会としての公開性を高めることを提案します。
二、議会の意見集約にあたっては休会中ですが、課題の重要性にかんがみ閉会中審査を厚生常任委員会、原子力発電防災対策特別委員会の合同審査会を開くことを提案します。この際、委員以外の議員も質疑できることを保障されなくてはなりません。
時期は、福井県原子力安全専門委員会が報告書案をまとめた段階として、中川委員長らを参考人としてよび、県議会としてその妥当性を検証することを提案します。
三、また、厚生常任委員会、原子力発電防災対策特別委員会の合同審査会は1回にとどめず、「安全性」、「必要性」のそれぞれの観点から原発再稼働に反対する立場の専門家も参考人としてよぶこともふくめ、閉会中の県議会としても県民世論にこたえた議論を尽くす審議をおこなうことを提案します。
以上