前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

福井の自営業者に景気回復感なし。共産青年同盟90周年。「もんじゅ」は廃炉を決断を。

2013年05月13日 | Weblog
  昨日は、山田かずお候補や後援会のみなさんとの宣伝活動や、てくてく地域訪問、共産青年同盟創立90周年で志位和夫委員長の講演会視聴などでした。

  訪問活動の中では、「福井では仕事がないので全国をまわっている」「学生も金がないし、年金生活者も大変。うちの店のお客も減り続けている」「アベノミクスなどと言っているが福井市内で景気の回復感はまったくない。商売も厳しい」など自営業のみなさんからの切実な声をお聞きすることができました。
 このような状況で、「株高、円安だ」などといかにも景気がよくなったかのように世論誘導して、消費税増税実施を決定することは許されません。実体の経済はなんにも回復していないのです。
 福井県庁や福井市役所は、緊急の事業所調査などをおこない、政府が消費税増税実施を決める秋にむけて意見書をだすなどの取り組みが求められるのではないでしょうか。

 共産青年同盟90周年の記念集会はみごたえのあるものでした。
ジャズシンガー・形岡さんのピアノ弾き語り、青年劇場による「井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法」朗読。
82歳の女優の方は「戦争で新劇人は弾圧された。青年劇場の創設者も共産党員ではなかったが4年間も投獄された。私の兄はニューギニアで餓死し、遺骨はかえらなかった。姉は浅草で爆撃され死んだ。いとこは、朝鮮でソ連から逃げようとしたが、新妻が病気だったため、妻を殺し、自害した。」と戦争の悲劇を語り、日本国憲法を守り抜くことをよびかけました。
 ・・・このような戦争体験者の生のお話しをお聞きすると、アメリカ発自民党製のチャラチャラした9条改憲論などは、ほんとうに戦争犠牲者の「やすらかな眠り」を妨げるものだと痛感します。

  志位委員長の講演は「歴史に学び、日本のいまと未来を語る」と題して、90周年の歴史をひもとき、共産党の改革プラン、未来社会への展望を語る迫力あるものでした。
  委員長の日本共産党を語った著作が韓国で出版された、との話しにも驚きました。韓国はいまでも反共法がある国です。出版のきっかけは、志位委員長と安倍総理の靖国神社をめぐる国会論戦だったそうです。
  いま、稲田氏をはじめ閣僚の靖国参拝や、侵略戦争を否定する発言などで韓国をはじめ、アメリカからも批判の声があがっています。戦後政治の出発点を公然と否定するような自民党政治では世界で友好的に生きていけないのです。

  私自身、18歳から30すぎまで民青同盟で青春を過ごしました。多くの青年学生のみなさんが、志位委員長の講演を聞いていただき、ぜひ、民青同盟に入り、歴史の逆行ではなく、歴史を人間の自由・解放へと前にすすめる生き方をしていただきたい、と思いましたね。


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 今朝の朝日トップはもんじゅ、無期限の停止命令へ、の記事。
当然でしょうし、大事なことは破綻した核燃料サイクル延命ではなく、巨額の税金をつぎ込み破綻した核燃料サイクルの中止と撤退を政治が決断することです。
 いまのまま、もんじゅや使用済み燃料の再処理などをずるずる延命しても、後年に、より危険な放射性廃棄物を大量に生み出すことになることや、巨額の税金負担で子々孫々に大きな災いをもたらすことになります。

■朝日・・・もんじゅ、無期限の停止命令へ 機器1万個の点検放置で

  原子力規制委員会は近く、日本原子力研究開発機構に対し、原子炉等規制法に基づき、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の使用停止を命じる方針を固めた。内規に違反し、1万個近い機器の点検を怠っていた問題を重くみた。期限はつけず、安全管理体制を全面的に見直すまで運転再開を認めない。

 もんじゅは2010年8月に核燃料交換装置が落下したトラブル以降、再開しないままになっている。使用停止処分は長期化するとみられ、同機構が目指す今年度中の運転再開は不可能となり、核燃料サイクル政策に与える影響は大きい。

 もんじゅをめぐっては1997年9月、ナトリウム漏れ事故の虚偽報告で国が1年間の運転停止を命じているが、使用停止命令に踏み込むのは初めて。これにより、運転の前段階となる原子炉起動に必要な核燃料の交換や制御棒の動作、格納容器の密閉性などの確認作業が禁じられ、運転再開の準備ができなくなる。・・・・・