物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

エネルギーについて語るときに僕の語ること

2011年06月12日 | Weblog
 家庭や企業に対し、一律15%の節電を呼び掛けた関西電力。橋下大阪府知事は、「根拠のない15%節電には協力しない」と関電の発表に激しく反発。
 猛暑のピーク時という限定的な状況以外は電気は余っているのに、電力会社から“一律”削減というのは少しおかしい。「原発が認められないなら電気が足りないよ」という安直なブラフに聞こえてしまう。
 知事も関電に対し、企業の電力消費量などのデータ開示を前々から求めているのに迅速に対応しないなど、色々と腹に据えかねていることがあるのかもしれないが、「節電に協力しない」というのは少し直情的な対応である。まあ、橋本さんのこと。何か企みがあり、わざと稚拙な言い方をしている風でもあるのだが。
 いずれにせよこの勝負、ロジックも噛み合わないそうになく、「両者引き分け」ということで。

 今回の関電の要請を待つまでもなく、今職場では省エネルギー化に向けて色々と準備を進めている。
 震災以来、東日本特に関東では、省エネ・節電意識の意識が相当高まっているのに、関西ではほぼこれまでどおりのエネルギー消費生活を継続している。供給不安のない状況下でも、省エネ・節電意識を高め、より一層のエネルギーコストの削減に努めるべきではないか。エネルギーを不断に使用できない状況で、いかに勤務するかを体感しておくべきではないか、といった問題意識をずっと持っていた。
 そのため自職場でできることをあれこれ考えながら、またビジネスコーチのTさんにもアドバイスをいただきながら、施策を練り資料を作っていた。
 中身的には、社員に不自由を強いるものもあるため、どれくらい協力が得られるのか、少し不安だったが、チームメンバーや他組織の幹部にプレゼンをしたら、みなやはり同じ意識を持っていたのだろう、「やりましょう」「やらなあきませんよね」と賛同してくれた。
 ポイントは二つある。一つは、どうせやるならゲーム感覚を取り入れて楽しくやるということ。もう一つは、省エネは当然コスト削減に繋がるので、その一部をインセンティブとして還元できないかということ。
 メンバーと意見交換しながら、ほぼ基本設計はできた。続いて実施設計。そして関係者を巻き込んで夏場に実行フェーズに移す。
 儲けのための仕事では決してない。でも今だからこそ注力しなければならない、組織の足腰を強くする仕事である。
コメント (2)
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