物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

立ち飲みで

2011年06月16日 | Weblog
 少し前から、河堀口駅の西側にちょいと小洒落た立ち飲み屋ができている。
 地元の酒屋がやっているような昔ながらの立ち飲みとは違い、外から見たら店主も客も若い感じ。地元のツレも何人か行ってて「安いし、雰囲気もええで」と聞いていた。
 フラッと立ち寄ってみる。
 客は私よりも若いお兄さんが二人。その間に割って入る。両者とも「こんばんは~」と挨拶してくれる。立ち飲み屋に一人でやってくる男は分別のある者が多い。きちんと酒場のルールを知っている。他の客との距離の取り方も上手い(もちろん自分もそうありたいと思っている)。
 生中を注文する。右側のお兄さんが話しかけてくれる。名刺交換。Nさん、カメラマンだ。徳島から出てきて、すぐ近くの大工の親方の家に居候しているらしい。「親方って、もしかしたらKさんのこと?」と私が聞くと、「何で、親方知ってるんッスかぁ!?」。私と親方の先輩後輩関係を説明する。Kさんの息子と友人らしく、その縁で居候することになったらしい。その場で二人で親方の携帯へ電話すると、超ビックリしていた。
 Nさんが帰ると、今度は左側のお兄さんと話をする。風貌といいしゃべり方といい、アンタッチャブルの山崎のよう。聞くと東京から出てきてる職人さん。「味よしご存知ですか?」と聞いてくる。「もちろん。昔から行ってる贔屓の店ですよ」。「自分、味よしの隣に住んでるんですよ」。「ええ~っ、マジで!?」。味よしに食べに行ってたら、大将やママさんと懇意になって、そのまま横の別宅に一人で住まわしてもらっているらしい。私の家から徒歩3分。今まで会ったことがないのが不思議なくらいである。そこから店の大将も交えて、3人であれこれ話が盛り上がる。
 気がつけば椅子を引っ張り出し、座って飲みながら閉店までいてた。
 それにしても、初めて入った店で、他の客とここまで繋がりがあるなんて・・・。奇遇な夜である
コメント
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