ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

Mさんのこと

2012-05-16 22:27:29 | Private・雑感
今日は、あの人の命日だったかもしれない。
よく覚えていないし、去年の手帳は手元にない。
四日市で、いつも鍵をかけていない、家賃3万5000円の家の畳で
寝転がっていた。
あの時は、もう起き上がれなかっただけだけど。
その1週間後、娘さんから電話があったんだっけ。

冬は寒いが、夏は風通しが良くて確かに寝転がっていたくなる。
年を取ったら、あんな家もいいかもしれない。

もしかして、忙しくとびの仕事をして、帰ってきたら老妻の介護をして、という
10年の後、急に仕事も、そして思いつめたのちに妻も亡くして、
のーんびりしたかったのかもしれない。
2年ほどのんびりして、妻の命日のある5月に彼も逝ってしまった。

もっと思い切って、ぶしつけにいろいろ聞けばよかった。
何を考えているのか。
できれば、聞かずにわかるほどそばに居てみたかった。

さつま揚げの入った炊き込みご飯がおいしかった。
もうちょっとのんびりしてればよかったのに。
私も、もうちょっとあの家でゆっくりすればよかった。