ベトナムにおける死因について。
WHOの記事があったので、簡単に訳してみた。
記事は、病気を除いた「injury」(けが)に関するもの。
injuryは死因の4分の1で、かなり高い、という問題意識がある。
やはり、若い人に限ってみると病気よりけがで死ぬ人が多い。
15-49歳 →交通事故 (12800人@2007年)
14歳以下 →溺死 (12500人@2001年)
という数字が出てくる。溺死の多さにびっくり。先日書いた、
学校の授業でプールがない影響や、水害の多い国だということもあると思う。
今日は、ベトナムで数少ない老人ホームを訪ねた。
年を取ると、ベトナム人も日本人も顔は変わらない。
もちろん、日本の方が進んでいるところが多いと思うが、
緑いっぱいで、部屋や広間が開放的なこともあって、
公園のよう。気持ち良い今日の気候も相まって快適に見えた。
この報告はまた今度。
ーーーーーーーーーーー
WHO
http://www2.wpro.who.int/vietnam/sites/dhp/injury/
・ 2007年の調査、4人に1人は(病気ではなく)けがによる死亡
・ 1976年にはけがによる死亡は2%だった
・ 2004年、WHO grobal burden of disease surveyでは、5歳から29歳までの死因を36%と推計している
・ ベトナムのmortorizationは年率15%、交通事故、交通死亡事故に直結
・ 交通事故は2007年、leading cause of injury death、mortality rateは10万人に対し15人
・ 水死、農薬による自殺が、第2位、第3位の死因
・ 労災死も急増している、2008年には6047人が負傷し、573人が死亡した。2000年に比べて58%上昇
・ The national traffic safety committee (NTSC)は、2007年、路上事故により12800人以上が死に、10546人以上が負傷しているとレポートした。1日に35人が死亡、死亡率は15人(対10万人)。でも政府統計は実際より30%以上低いとも見られている。
・ 人口の56%を占め、経済上もっとも活発な15歳から49歳までの年齢層で、路上事故による死亡が第一位なのは確実だ。
・ Survey of attitudes of Vietnamese youth (SAVY)は、22-25歳の死因のうち少なくとも42%が交通事故だとしている
・ 2008年12月現在で、2680万台のvehicleが登録されており、うち95%が2輪車だ。毎日482台の自動車と、7680台のバイクが登録されていることになる。
・ 道路のデザインや交通知識の不足、ヘルメットやシートベルトの意識の低さなどがある。
・ 溺死も第2の死因だ。14歳以下では第一位となる。Hanoi school of public healthの調査では、2001年に12500人の子供が死亡した。溺死した人の71.8%は5-14歳だ。
・ The Vietnam multi-center injury surveyなどの調査(2001)では、injuryによって死ぬ子供は感染症よりずっと多く、27000人以上の子供が2001年に死亡。1日74人で、うち12500人が溺死だった。
・ Injuryで第3の死因は自殺。地方の委員会によると、Surviving suicide attemptersの分析では殺虫剤、殺鼠薬を使っていて、自殺を思いとどめる助けを求めた人はいなかった。2003年の推計で、18-21歳の8%は自殺を考えたことがあるとしている。
・ 5-29歳の死因のうち36%はinjury and violenceによるもの。148万の命が、
WHOの記事があったので、簡単に訳してみた。
記事は、病気を除いた「injury」(けが)に関するもの。
injuryは死因の4分の1で、かなり高い、という問題意識がある。
やはり、若い人に限ってみると病気よりけがで死ぬ人が多い。
15-49歳 →交通事故 (12800人@2007年)
14歳以下 →溺死 (12500人@2001年)
という数字が出てくる。溺死の多さにびっくり。先日書いた、
学校の授業でプールがない影響や、水害の多い国だということもあると思う。
今日は、ベトナムで数少ない老人ホームを訪ねた。
年を取ると、ベトナム人も日本人も顔は変わらない。
もちろん、日本の方が進んでいるところが多いと思うが、
緑いっぱいで、部屋や広間が開放的なこともあって、
公園のよう。気持ち良い今日の気候も相まって快適に見えた。
この報告はまた今度。
ーーーーーーーーーーー
WHO
http://www2.wpro.who.int/vietnam/sites/dhp/injury/
・ 2007年の調査、4人に1人は(病気ではなく)けがによる死亡
・ 1976年にはけがによる死亡は2%だった
・ 2004年、WHO grobal burden of disease surveyでは、5歳から29歳までの死因を36%と推計している
・ ベトナムのmortorizationは年率15%、交通事故、交通死亡事故に直結
・ 交通事故は2007年、leading cause of injury death、mortality rateは10万人に対し15人
・ 水死、農薬による自殺が、第2位、第3位の死因
・ 労災死も急増している、2008年には6047人が負傷し、573人が死亡した。2000年に比べて58%上昇
・ The national traffic safety committee (NTSC)は、2007年、路上事故により12800人以上が死に、10546人以上が負傷しているとレポートした。1日に35人が死亡、死亡率は15人(対10万人)。でも政府統計は実際より30%以上低いとも見られている。
・ 人口の56%を占め、経済上もっとも活発な15歳から49歳までの年齢層で、路上事故による死亡が第一位なのは確実だ。
・ Survey of attitudes of Vietnamese youth (SAVY)は、22-25歳の死因のうち少なくとも42%が交通事故だとしている
・ 2008年12月現在で、2680万台のvehicleが登録されており、うち95%が2輪車だ。毎日482台の自動車と、7680台のバイクが登録されていることになる。
・ 道路のデザインや交通知識の不足、ヘルメットやシートベルトの意識の低さなどがある。
・ 溺死も第2の死因だ。14歳以下では第一位となる。Hanoi school of public healthの調査では、2001年に12500人の子供が死亡した。溺死した人の71.8%は5-14歳だ。
・ The Vietnam multi-center injury surveyなどの調査(2001)では、injuryによって死ぬ子供は感染症よりずっと多く、27000人以上の子供が2001年に死亡。1日74人で、うち12500人が溺死だった。
・ Injuryで第3の死因は自殺。地方の委員会によると、Surviving suicide attemptersの分析では殺虫剤、殺鼠薬を使っていて、自殺を思いとどめる助けを求めた人はいなかった。2003年の推計で、18-21歳の8%は自殺を考えたことがあるとしている。
・ 5-29歳の死因のうち36%はinjury and violenceによるもの。148万の命が、