約28年ぶりの大幅利上げに急遽切り替えたFRB。記者会見でパウエル議長は、「消費者物価指数(CPI)とインフレ予測のデータを踏まえ、(0.75%の利上げが)適切だと考えた」とした。5月のCPIの8.6%への上振れと、ミシガン大学諸費者信頼感指数の5年期待インフレ率の上昇を指すが、「次回会合で判断するために6週間待つことは不適切で、迅速に対応する必要があった」とした。FOMCは6週間に1度の割合で開 . . . 本文を読む
報じられているように米連邦準備理事会(FRB)は、1994年以来の規模の通常の3倍となる75ベーシスポイント(bp、0.75%)の利上げを決め、インフレ抑制に積極的に取り組む姿勢をみせた。
言うまでもなく今回事前に50bpの利上げ見通しが広く市場に織り込まれていた。政策会合開催直前に発表されたインフレ指標(米5月CPI)の上振れや、消費者の中長期的なインフレ見通しの上昇(ミシガン)という、政策判 . . . 本文を読む
やはり5月CPI(消費者物価指数)の上振れが、ここまでの押し目買い成功体験を覆すことになったようだ。株の信用取引残高(Margin Debt)が3月、4月の下げの割には減り方が少なく、投げが出ていないのは明らかで、ここまでの押し目買いの成功体験が依然として幅を利かせているのだろうと思い眺めてきた。
具体的には2月8352憶ドル、3月7996憶ドル、4月7729憶ドルと減り方が緩やかだった。5月は . . . 本文を読む
注目の4月の米CPI(消費者物価指数)は総合値が前年比8.3%と予想の8.15を上回ったが、3月の8.5%からは伸びが鈍化した。
ただし、前年の4月は4.2%とインフレの加速が始まっていたタイミングゆえに、今月以降の前年比の伸び率は抑えられるというのが、一般的な見方となってた。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は6.2%となった。こちらも3月の6.5%より鈍化しているが、トレンドを見 . . . 本文を読む
先週末5月6日に米国株式について書いたが、本日は日本時間の早朝から米系メディアが株価先物の下げを盛んに報じている。現地は8日日曜日だったが、この時間はすでにNYも早朝7時前で通常取引開始まで2時間半余りだが、ナスダックは約2%、250ポイントほどの下げ。S&P500は67ポイント安、1.6%の下げで4051。
S&P500は機関投資家がベンチマークにしており、4000ポイント割れとなると、センチ . . . 本文を読む
週明け25日のNY市場の金価格は5営業日続落となった。先週は、5月3、4日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、金融政策関連の対外発信を控えるブラックアウト期間に入る前の機会を捉え、パウエルFRB議長をはじめ多くのFRB関係者が、タカ派的政策転換の加速見通しを唱えた。警戒感が強まった米金融市場では、米債金利が短期から長期までくまなく上昇し、ドルが主要通貨に対して買われた。ドル指数(DXY)は、 . . . 本文を読む
土日含めて11日ぶりの更新です。気が付いたら桜が散り始めている。先週前半を中心に立て込んでおり、そこに重なるようにDropboxなるstorageのソフトを導入したところoutlookが機能しなくなってしまい、忙しい時によりによってということに。
必要なものを消してしまっては台無しになるので、慎重に対応しております。やれやれ。。やるんじゃ、なかった。。
さて、中断しているうちにもっとも動いた . . . 本文を読む
これまでタカ派で知られてきたウォラー理事やセントルイス連銀のブラード総裁に加えて、昨年の9月時点で超ハト派の発言をしていたミネアポリス連銀のカシュカリ総裁などもインフレを抑制のために1.75─2.00%に引き上げる必要があるとした。この程度の利上げ水準では今や驚くに足りないが、バランスシートの縮小つまりQT(資金回収)については、ロイターが伝えるところでは、来月(・・・・4月!)にも縮小に着手し、 . . . 本文を読む
本日は中盤に、流れからやや小難しい話が入ることに。
報じられたように、この日、パウエル議長は、全米企業エコノミスト協会(NABE)会合での講演で、インフレが「あまりに高すぎる」とし、必要に応じて通常より大きな幅での利上げを実施する可能性があるとして、1回の利上げが50bp(0.5%)となる可能性を示唆したと伝えられた。
FOMC後の記者会見で議長は、「ウクライナ侵攻が起こる前は、インフレは . . . 本文を読む
先週末4日はウクライナの原発の施設が被弾したということで市場の動きが大きくなった関係で、午後から外部対応に追われた関係で更新できず、ならばということで音声収録に切り替えpodcastを収録することにし当日の夜21時にはアップデイトしてもらった次第。さらに土日も原稿に追われて、当ブログ執筆のタイミングを逸してしまうことになった。そうこうしているうちに本日のアジア時間から金は2000ドル台に水準を切り . . . 本文を読む