日本時間の今朝方(午前4時15分)発表された注目のFOMC(連邦公開市場委員会)声明文は、グリーンスパン路線の踏襲を鮮明にするものだった。現実を見つめながらも過去の政策の正当性を、そして自信を示すことで新体制に対する信頼感を同時に醸成することに神経を使ったように受け取れた。結果的には景気に強気の見通しを示すことで、引締め継続の可能性を示したというところか。「10-12月期の成長鈍化は一時的で特殊要因による」という件(くだり)などは、かなり強気の見通しを示したということだろう。追加利上げがmay be needed (必要かもしれない) のmayがmight に変更されなかったとかなんとか、、、言われているが、そんな細かな表現にこだわるまでもなく、引締め継続の方向を示したということだろう。少なくとも3月28日の時点では・・・。「Fedに逆らうな」とは金融関係者とりわけ債券トレーダーの一般的なスタンスだが、まぁ当方は今この言葉を改めて考えているところ。米国経済の1-3月期がいいことは、ある程度予想がついていることなので、どこまでを指した見通しなのかという点もあり、その面では意味は不明瞭ということに。金については、この先のインフレ率を加味した実質金利の振れ方などが関心の対象になるが、「今後はデータ次第」で政策の方向が変わるのであれば、4月以降の流れのなかではっきりしてくるだろう。要は1-3の好調がどこまで続くかということだと思う。
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強い!強すぎる!
今は・・・といったところですね。
前回はHN間違えちゃいましたすみません。