亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

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2006年03月30日 17時17分43秒 | 金市場
値動きの出てきた金市場の話をしよう。バークレイズ・グローバル・キャピタルが申請中のETF(上場投信)登場を囃(はや)した銀相場の堅調展開は、日本時間の昨夜のNY市場では、欧州系が目標値としていたオンス11ドル(1100セント)乗せとなり23年ぶりの高値となった。金価格の方も連れ高となったが、NYコメックス(商品取引所)の引値ベースでみて573.3ドルと3月2日の570.4ドルを超えたことでテクニカル的にも様相が変わってきた。後は2月6日の574.6ドルを残すのみとなった。そのNY市場から投げられたボールをアジアとりわけこのところ売り先行の東京市場がどうするのかと見ていたが、ドル円の動きに影響されたものの、なんとか流れを引き継ぐ形で、さきほどロンドン時間に移行した。市場関係者の多くは予想外の展開というところだろう。コメックスでは2月そして今月前半に手仕舞いを先行させたファンドが参入機会を待っていた様子だが、そろそろ動き出した様子。先週25日(土)に書いたが、他力本願的な動きに徹してきた金も、新たな四半期入りを前に独自の動きに転じる気配が高まってきた。睨(にら)んだとおり3月は後半に相場付が変わった。銀相場の調整的反落、期越えの利食い売りは、テクニカル要因の好転で乗り越えることになるのではないか・・・・・とここまで書いたところで、スポット価格が575ドルを超えている(16時50分)。売り方が辛抱できなくなったのかね(ショート・カバー)。東京は寒の戻りだけど、桜は満開だ。

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1 コメント

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祝590超 (いつも拝見しております)
2006-03-31 08:00:33
まずはおめでとうございます。



そして不可解な上げです。

マーケットセオリーに従っただけですが、

表向き材料がありません。



何が出てきてもおかしくないですが、

何が出てくるのか楽しみでもあります。
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