日本時間の早朝午前3時に発表された3月FOMC声明文。
意外性があったのは、3月会合にて4月の利上げの可能性にまで意見交換がされていたとの部分だった。これはFOMC後のイエレン議長の記者会見でも、毎回のFOMCでその(利上げ)可能性がある(Live)ということで4月が上がった程度で、ここまで意見交換していたとは触れられていなかったはず。
今回タカ派、ハト派意見は割れていたものの、いずれにしても慎重姿勢が感じられる内容で、4月も見送り、すなわちこの結果を素直に受け入れれば為替市場の流れとしてはドル安を意味するわけで、反対側でユーロ高、円高が進むことになるし、実際に本日の午後になってモメンタム系の円買いドル売りにドル円は急落(円高)となった。
当然ながら、この環境は金には押し上げ要因となるもので、為替市場の後追いをするような形で金もロンドンの時間帯から水準を切り上げている。