亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

金価格930ドル突破

2009年02月12日 00時14分22秒 | 金市場
金市場だが日本時間で今朝のデータでもETFの増勢が止まっていないのが確認されていたが、このところのアジア時間での売りで小反落が、ロンドンで買い戻され、そしてNYで節目の930ドルを上抜いてきた。抜いてからは、ストップロスを巻き込み動きが速くなって、いま日本時間の0時を回ったが940ドル突破。株もドルも下げておらず、独自展開。1月中旬に本格化した、買いの攻勢が、モメンタムを増してきた。
先ほど発表された米12月の貿易収支は、やはり縮小。399億ドルと400億ドルを切ってきた。ちなみに11月は415億ドルだった。拡大する貿易赤字が問題とされ3年前の今頃は月に650億ドルを超えていたので改善されたということだが、喜べないのは急激な景気の悪化を示す結果であるということ。いい赤字の縮小と悪い赤字の縮小あるなら、悪い縮小といえる。今やこの急激な縮小が世界景気の現状を表すということ。6年ぶりの低水準らしい。もっとも以前は、月に100億ドルの赤字に驚いた時代があったのだけれど。金融の水ぶくれで嵩上げされていたものが、収縮する過程ということか。

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1 コメント

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金とドル (fairlane)
2009-02-12 02:20:21
ttp://5pb.org/jlab-fat/s/fat1234372189848.jpg

これはドルと金が同じ日に、上げたか下げたか、どのくらいのパーセンテージ動いたかを示してるものです
なんと10日中9日が同じ方向に動いてる
普通は逆方向に動きますよね

ttp://5pb.org/jlab-fat/s/fat1234372202473.jpg

このグラフは10日単位で、ドルと金が同方向に動いたのは何パーセントあったか、というグラフです

もう一目瞭然

いまの環境下ではドルが上がると金もあがる

と言うことはドル高→円安&金高ですので円建ての金の上下動は大きいと言うことですね

この連動がいつ外れるかはわかりませんが、最近金は独自の動きで読みにくいですよね



以上仲間内に書いたことの転載なんですが・・・

今晩もドル高金高ですね
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