亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

指標がよくなればなるほど悩ましい判断に

2015年08月27日 23時56分53秒 | 金融市場の話題

前日に金利引き下げに準備率の引き下げを同時に行ったにもかかわらず上海株は結局下落。そこで・・・ということだろう26日には、ダイレクトに追加流動性(キャッシュ)供給を発表した人民銀行。これでも利かなかったらどうする??という流れが本日の中国株式市場だった。結果は、ややプラスで始まったものの力強さには欠け、現地の2時過ぎ(日本時間の3時過ぎには)マイナス圏に落ち込み、今日もまた・・・・という懸念が膨らむことになった。

ところが上海株はそこから取引終盤に向け買いが入り、結局プラス圏入りは言うまでもなく3000ポイント台の回復を果たすことになった。正直言ってプラスでの引けを見て、ヤレヤレという感じだった。異例の金融緩和策発表の翌日にさらに追加緩和策(流動性≒資金供給))というのであれば、いよいよ背水の陣。株安を止められないのであれば、さらなる動揺が広がる可能性があった。

それにしても昨夜発表された耐久財受注とりわけ航空機を除いたコア指数の伸びは、米国景気の力強さを表したものと言えるだろう。しかし、足元の指標が申し分のないものになり、拡大成長が想定以上になればなるほど、FRB の判断は難しくなりそうだ。出来るだけ早く利上げはしたい。しかし、現状は難しい。果たしてこの中で強硬策に訴えるのや否や。

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2 コメント

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結果だけ見れば (ささやか)
2015-08-28 07:00:03
相場の振るい落とし。
今のところ…

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たしかに (KAMEI)
2015-08-28 16:16:03
現象面ではそのような形になっていますね。

つなぎ売りなどを駆使しながら、ついていくのも値動きが荒いので疲れますね。
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