調整局面の10月初めです

10月ですね。今朝は朝一で週末の市況の整理の後、事務所でお昼まで打ち合わせ。その後、原稿を2本書いていました。本日正午締め切りの原稿を書き始めたのが、夕刻6時。電話があったり、ゲラの校正、メールの返事などブチブチと中断を挟み、やっと書き終えメールにて入稿したのが先ほど。いやはや。みなさんのコメントは、チラチラと拝読しておりました。BOEのひび割れたインゴットの問題は解決でいいですね。金市場ですが、さすがにインドやアジアなどの実需は干上がり、ロコ・ロンドン価格にくらべディスカウント状態とのこと。原油や穀物にくらべ“爪を伸ばした（この表現は証券界の隠語？）”ものの、さすがに息切れかな。それでもよくもった。お休みした方がいいけど、朝になったら戻ってたというのが、このところ続いたけど、さすがに・・・。

以下、さきほどあげた乱文の一部です。

（前段略）
これが金市場ということになると、もう一枚金ならではの要因が加わる。欧米市場でいまだに続く短期金融市場の流動性の問題すなわち「信用リスク」の上昇である。その点で週末、月末、四半期末というトリプル期末（？）というタイミングということもあろうが、9月27日にFRBが合計380億ドル（約4兆4千億円）もの大規模な資金供給をしたことは、改めてサブプライム問題の根の深さを思わせる。

予防策であれなんであれ中央銀行がここまで神経を使う背景には、いまだに住宅を中心にしたローン関連デリバティブ金融商品の流動性が枯渇していることを表していると思われる。穿った見方をするならば、取引が枯渇し成立しないデリバティブ金融商品は、それゆえ取得価格（簿価）が変わっていないという側面があるわけで、ならば取引が成立し始めると評価損も膨らむ可能性がある。組成をしたまではいいが、在庫でそれらを抱える大手証券の存在を指摘する声もある。その点で三菱UFJフィナンシャル・グループが9月21日SEC（米証券取引委員会）に提出した報告書で「いくつかの保有証券は低価格での評価替えが必要になるかもしれない」としたという。

（こちらも話題の）格付機関も、さらなる関連商品の格付けの見直しを発表するという話もある。こうした金融環境の持続も通貨代替としての金への関心を高める背景にある。

（後段略）

西はまだ暑いくらいなんでしょうが、東京は一気に気温が下がりました。皆さん風邪など引かないように10月もお元気で・・・・って、なんだかいつもとノリが違うのは疲れかもしれませんな。