(21:45)本日の日経朝刊の記事から目に付いた記事を3点挙げます。日経が手元にない方はゴメンナサイです。
1)まず国際2面の「米住宅市場が過熱」の見出しが目に付きますね。この話は日本時間の昨夜発表された米4月の中古住宅販売のデータに基づくもので、じつは昨晩この話を書いておこうと思ったのですが少しアルコールが入っていて頭が働かず見送ったのでした。開設して間もない当ブログですが、米国の住宅関連の話はしてきましたので「過熱」という表現については驚くまでもないでしょう。それでも中心値で上昇率15%は驚きというわけです。1980年の11月以来の上昇率といっても、あの当時は超インフレ時代ですから、平時のこの上昇率は、やはり健全とは言い難いのでは・・・。
早い話が、自ら住むために住居を求めるという需要だけでは、ここまでの上昇はない。セカンド・ハウス(別荘)といっても、純粋に別荘としての利用目的というよりも結局は値上がり益狙いの購入が増えており、ローン商品も(なかには数年間も)利息のみの支払いでOKというものまで出ている。だから「健全な需要、心配ナイ」と悠長に構えていられない状況ではないか・・・となってきた。セミナーや勉強会でよくこの数字を出すのですが、米国の個人の住宅関連の負債残高は8兆ドル以上あるのです。いま1ドル=107円として掛け算するとわかりますが日本円にして860兆円以上あるわけです。日本国の借金がまた増えて750兆円だと騒いでいるんですよね。こう見ると米国住宅ローンもハハハの規模でしょ!
まあ、個人の保有する住宅の資産価値は上がっていますので負債だけ比較するのは問題ありですが、金利の上昇はどちらにとってもダメージなのはわかりますよね。住宅の場合は値下がりということもある。米国では値上がりした住宅を担保に借り入れをしている家庭は多いのです。ホーム・エクイティ・ローンといいます。住宅価値いっぱい、いっぱいのローンを組んでいる状態で値下がりするとどうなるかは、不動産バブル崩壊の洗礼をすでに受けている日本に住む我々の方がイメージしやすいでしょう。そうして借り入れた資金で次の住宅を買う家庭も多い。住宅ならぬローンの2階建て3階建てというわけです。この状態は心配だ、というわけ。
2)次は同じ面にある「新送油管 ロシアを迂回」という記事。書けば長くなるので注目記事とだけ、しておきますが、中央アジアのロシア離れ、というよりも旧ソ連領内の権益がどんどん侵食されているわけですが、プーチン政権としても何らかの手を打つ必要があり、今後の対応次第で新たな軋轢を生む可能性が出てきます。中央アジアの油田地帯には90年代末の原油価格がバレル10ドル台の時期に欧米資本が深く入っているのです。当時は投資金額は安くあがったのでしょうね。さすがに抜け目はない。その後中東で戦争が起きてしまうのですからね~~~まったく!。
3)次の記事は「企業総合」面11ページです。こういう実用化された技術関係の記事は、すごいなぁ、これは使えるぞ、といった気持ちで読み進みました。「HDD、コイン大で大容量」という記事。ハードディスクが5百円玉大になり、それに20時間の映像を保存できる。百円玉大のものも来春から量産準備ということですから、携帯もどんどん変わりますね。買い替えは当面見合わせたほうがいいことになります。DVD内蔵型ビデオカメラも超小型のHDD型に取って代わられるかも。・・・となると、この先無くなる商品も出てきそうですね。実際レーザーディスク?ああ、あったね、そういうものが・・・という時代ですから、うかつに手を出せない。私の場合、見たいTV番組をPC(パソコン)で録画し、それを外付けの携帯版HDDに移し替え、出張などの移動中にPCで見るということをやっています。京都や大阪に着くまでに2本くらい観えるのです。更に小型大容量化されると、映画を数本ポケットに入れて出張ということが可能になります。この先にはいろいろ広がりがありそうで、関連銘柄の株価も踊ることでしょう。
1)まず国際2面の「米住宅市場が過熱」の見出しが目に付きますね。この話は日本時間の昨夜発表された米4月の中古住宅販売のデータに基づくもので、じつは昨晩この話を書いておこうと思ったのですが少しアルコールが入っていて頭が働かず見送ったのでした。開設して間もない当ブログですが、米国の住宅関連の話はしてきましたので「過熱」という表現については驚くまでもないでしょう。それでも中心値で上昇率15%は驚きというわけです。1980年の11月以来の上昇率といっても、あの当時は超インフレ時代ですから、平時のこの上昇率は、やはり健全とは言い難いのでは・・・。
早い話が、自ら住むために住居を求めるという需要だけでは、ここまでの上昇はない。セカンド・ハウス(別荘)といっても、純粋に別荘としての利用目的というよりも結局は値上がり益狙いの購入が増えており、ローン商品も(なかには数年間も)利息のみの支払いでOKというものまで出ている。だから「健全な需要、心配ナイ」と悠長に構えていられない状況ではないか・・・となってきた。セミナーや勉強会でよくこの数字を出すのですが、米国の個人の住宅関連の負債残高は8兆ドル以上あるのです。いま1ドル=107円として掛け算するとわかりますが日本円にして860兆円以上あるわけです。日本国の借金がまた増えて750兆円だと騒いでいるんですよね。こう見ると米国住宅ローンもハハハの規模でしょ!
まあ、個人の保有する住宅の資産価値は上がっていますので負債だけ比較するのは問題ありですが、金利の上昇はどちらにとってもダメージなのはわかりますよね。住宅の場合は値下がりということもある。米国では値上がりした住宅を担保に借り入れをしている家庭は多いのです。ホーム・エクイティ・ローンといいます。住宅価値いっぱい、いっぱいのローンを組んでいる状態で値下がりするとどうなるかは、不動産バブル崩壊の洗礼をすでに受けている日本に住む我々の方がイメージしやすいでしょう。そうして借り入れた資金で次の住宅を買う家庭も多い。住宅ならぬローンの2階建て3階建てというわけです。この状態は心配だ、というわけ。
2)次は同じ面にある「新送油管 ロシアを迂回」という記事。書けば長くなるので注目記事とだけ、しておきますが、中央アジアのロシア離れ、というよりも旧ソ連領内の権益がどんどん侵食されているわけですが、プーチン政権としても何らかの手を打つ必要があり、今後の対応次第で新たな軋轢を生む可能性が出てきます。中央アジアの油田地帯には90年代末の原油価格がバレル10ドル台の時期に欧米資本が深く入っているのです。当時は投資金額は安くあがったのでしょうね。さすがに抜け目はない。その後中東で戦争が起きてしまうのですからね~~~まったく!。
3)次の記事は「企業総合」面11ページです。こういう実用化された技術関係の記事は、すごいなぁ、これは使えるぞ、といった気持ちで読み進みました。「HDD、コイン大で大容量」という記事。ハードディスクが5百円玉大になり、それに20時間の映像を保存できる。百円玉大のものも来春から量産準備ということですから、携帯もどんどん変わりますね。買い替えは当面見合わせたほうがいいことになります。DVD内蔵型ビデオカメラも超小型のHDD型に取って代わられるかも。・・・となると、この先無くなる商品も出てきそうですね。実際レーザーディスク?ああ、あったね、そういうものが・・・という時代ですから、うかつに手を出せない。私の場合、見たいTV番組をPC(パソコン)で録画し、それを外付けの携帯版HDDに移し替え、出張などの移動中にPCで見るということをやっています。京都や大阪に着くまでに2本くらい観えるのです。更に小型大容量化されると、映画を数本ポケットに入れて出張ということが可能になります。この先にはいろいろ広がりがありそうで、関連銘柄の株価も踊ることでしょう。