亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

ついて行きたくない

2005年05月27日 18時26分28秒 | 金市場
(18:29)さて日曜日に迫ったフランスの「EU憲法」批准をめぐる国民投票に関心が高まってきました。2月に行なわれたスペインの国民投票が8割近い賛成票を集めたのを見て、シラク仏大統領がわざわざ投票日を早めたという経緯があります。それが賛否拮抗からここにきて反対派優勢との報道が目立ってきた。為替市場は否決を織り込みユーロは弱い。ユーロ強気派は蹴散らされましたね。むしろショートに傾いているよう。

 金はまさに底値固め。ここまでユーロの下げ率に鞘寄せする下げは見せていないのです。
フィラデルフィア証券取引所に金銀鉱株指数(XAU)というのがあるのですが、先週前半には1年ぶりの80ポイント割れ。これでどうも“コツン!”ときた様子。静かにしていないと分からないオトです(空耳もあるけど・・・)。先行して売りに売られていた金鉱株がやっと“折り合い”をつけたと見られるのです。スイスでは地金の手当てがつかず精錬所はフル稼働というウソのような話も伝わってきています。上にはついてゆくが、ユーロの下への動きには着いて行きたくない、金ちゃんなのでした・・。
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1 コメント

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ということは底値圏ですね (ぶる)
2005-05-29 18:36:59
精錬所の稼動率アップということは、中東からドバイへ向けて金の流れが強いということですよね。

最近、鳴かず飛ばずのマーケットでシュンとした日々でしたが、心強い話です。
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