世界各国主要市場の混乱を他所(よそ)に上海総合株指数が昨日初の5000ポイント台乗せとなっている。今日も1.5%ほど上昇し5100ポイント突破。以前、複数回ここにチャイナ・マネーの国際金融市場への還流が限界にきているグローバル市場をさらに拡大させるというふうに書いてきた(またセミナーなどでも1年前位から話してきた)。この20日、中国は突然、投資規制の緩和を発表した。個人投資家による香港市場上場株式の無制限取得を認めるというものだ。いよいよ動き出したかという感じだが、足元の国際金融の混乱から実施を速めたものと思われる。なぜならその窓口が「中国銀行の天津支店を通じて」という縛りがあるらしいのだが、おそらく複数のチャネルを設けるほど整備されていない(インフラが準備されていない)ということだろう。ないしは、大国としてのメンツを求める手前、足元の国際金融動乱に際し何らかの政策を打ち出そうとしたものか?おそらく準備はしていたが、この環境で早めたということではないかと思う。チャイナ個人マネーの国際金融への還流は、新たな国際金融市場の安定・上昇相場をもたらすのではないかと以前から睨んでいるのだが、その動きが“ヨチヨチ”始まるということではないか。この4月ここで、中国の「国泰君安アセットマネジメント」のNo.2(副総経理)から聞いた話として、香港株は中国の外貨準備運用会社が資金を投ずる、と書いたが恐らくその流れの一環と思われる。先日、世界経済の規模拡大(懐が深くなっていること)が、足元の金融危機すら救うとしたが、この話もそのひとつということ。
明日は仙台日帰りの予定。なぜか北(東?)方面での仕事は少ない。
明日は仙台日帰りの予定。なぜか北(東?)方面での仕事は少ない。
日銀の24日の発表によると、日銀が2002-04年にかけ銀行から買い取った(当時安かった、銀行支援のため)株3兆6400億円分(今年3月末時価換算)を、今年10月から10年かけて三菱UFJ信託銀行など2行
窓口として販売する。ただし株価が「著しく下落した場合」は売却を中止する、と言うんですね。
日銀が中央銀行としての権威を回復しようとしているのは分かるのですが、今の時期に何故こんな発表をするのか???
公定歩合引き上げへの布石でしょうか。福井総裁の違った意味でのパフォーマンスなんでしょうか。誰か教えてください。
公定歩合を引き下げたFRBですが、何と担保に怪しげ資産(と言ってもつい最近まで高格付けでしたが)も含まれているらしく言ってみればどんなに価値が疑われるクズ債権も何でも担保にとって資金貸し出しを行うそうです。確かに一ヶ月の期限付きらしいのですが、最初から返す気のない借金している国の中央銀行としては当然の選択だったのかもしれません。中央銀行としての最後の貸し手機能を十分に行っていますけど、プール総裁が何か言ってるらしいけど、これじゃモラルも何もあったもんじゃなさそうです。これじゃ株も何も上がるに決まってる。さすがはヘリコプターと言われるだけのことはあります。耐久財も新築住宅もビックリの売れ行きらしくカネをばらまき景気を持続させる手腕は本当に豪腕です。FFレートの引き上げも実は世間体を気にしてだけじゃないかと疑う姿勢です。中国も金融政策だけでなく税金を課せば景気の調整が出来るはずで国内需要を高める方向にも行きやすいはずですが、これまた規制緩和の方向らしくいずれアメリカに資金がなだれ込む様子。ここまでモラルがないとは想定外です。ポールソン&バーナンキラインはグリーンスパンで離陸した景気を宇宙まで飛ばすつもりらしいですね。それにしてもずっとブルだった先生に脱帽です。
先日お知らせした日本株個人投資家アンケートで「金」に投資したい人が 今週1000人突破しました。
現在49.1%、国内株に投資したい人と並びました。
こんな事初めて!
インド株や中国株をしのいでダントツの注目度です。
「金」びいきの私としては本当にウレシい!
私もコード1328を株価ボードに貼り付けてます。
投資手段が拡がるってスゴイ事なんですね。
証券会社も銀行も去年金投資口座を閉鎖したようですが。
結構、深刻なダメージでした。本来であれば、もっと劇的に下がってもいいくらいの大きな材料だったと思います。短期市場を見ていた人であればそれくらい大きな衝撃でした。しかし、これほど短期にリバウンドに入るとなれば、結果的にそれだけ大規模な市場の厚みがあるということで、その後の成長もそれなりに期待できるかもしれません。ダウも長期で見ればITバブル高値を割り込まず戻しています。今後このレベルを維持すれば今年の年末までには14,000を軽く超えてくるかもしれません。来週で8月が終わります。ダウの月足もそれで確定し、今月が陽足で終われば短期調整は終了し来月以降下ヒゲにあたる部分が強力な支持帯になると思えばサブプライム何だったんだ?というような状況になるかもしれません。今の景気はサブプライムに見られるような貧困層が富裕層に富を提供してくれるから起こりえると思えば貧しい実力者が富を得るなんて安っぽいアメリカンドリームを追い続けたり、そんな現実に無関心だったりすることが、より市場を勇気づけるのかもと思ったりします。合理的であればこそ強者が弱者の上に立つ必然に気がつくまでデキレースは続くのでしょう。
日本株個人投資家アンケートは、どちらが実施されたものでしょうか?
また、その結果はWEBで見ることは出来るのでしょうか?
お教えください。
私はフィスコ社にメルマガ登録しています。
朝夕メール配信があり、毎金曜夕にアンケートが来ます。
アンケート送信するとアンケート結果にアクセスできます。
私が同社のテクニカル分析の通信教育受けた時、同期生は50代の人が過半数、次40代・30代でした。
アンケート参加者は若い人ばかりとは限らないのではないかと思っています。
先週はアンケート回答者が2000人突破しました。
厳しい状況を反映してるように思いました。
お詫びして再送いたします。
http://www2.fisco.co.jp/member/int/qa/thanks.php
サブプライムの衝撃が感じられるアンケート結果、
読んでいると、何か辛い想いがいたします。
「海図なき航海」は「金」の世界だけではないですね。