亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

東証でも金ETF

2007年08月27日 22時37分25秒 | 金市場
仙台(土)、福岡(日)と回って疲れもあって(いやはや)更新を逸してしまった。まぁ、サブプライム騒動も週末は、やっと沈静化ムードであったことも更新見送りの背景。本日の日経はご覧になった方は多いでしょう。フロントページに「(東証)金で運用の投信上場」。そういうことです。金融業界からはコモディティ(モノ)という見方をされる金は、それを扱うサイドはマネー、通貨(カレンシー)という側面を前面に出したい。それがこの6年ほどの間に金融的側面に徐々にスポットが当たり始めた。それでも形ある資産(実物資産)であることに変わりはなく、いうなれば“触れる金融商品”は、昨今のようにデリバティブ商品の全盛期にあって、その商品スキームに瑕(瑕疵)が見つかると(環境が悪化すると換金どころか評価もままならずという流動性の問題)、金のシンプルなこと、わかりやすさが逆に評価されるという流れに。国内の金融機関も新しい切り口として商品分野を投資家に提案することが、残された有望分野との認識を深めていくことになるのではないかな。インフレバイアスを掛ける以外に維持ができなくなっている世界経済を考えれば、その中で個人投資家に対し満足な選択肢も提供できていない日本の金融機関・証券会社は出遅れていると言わざるを得ないだろう・・・・・で取り扱いが一部で始まり、客受けがいいとなると各社が同時期にドッと出るということになりそうだ。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中国、急遽、個人香港株投資... | トップ | パニックでススキも幽霊に »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
オタクの人 (ナニユエ)
2007-08-28 00:12:51
自らオタク系と名乗るエコノミストの新刊を読みました。生活実感に基づいたしっかりとした論点で考えさせられる本でした。 小中時代夏休みの宿題の読書感想文は苦手だったですが 年を経て本オタクに
ゴンザレス司法長官辞任のニュース 美国も価値観が変わる可能性、、、は まずないでしょう。 戦時経済が当たり前と考えてしまうのも 本来は正しくない。
私に出来るのは 出来る範囲内でgoldを買うこと?
結局 それ gold オタク?
返信する
金ETF上場歓迎・・・ (ぱろ)
2007-08-28 11:38:23
これで国内の年金やヘッジ資金も入ってきて結構、人気商品になるかもしれませんね?楽しみです
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

金市場」カテゴリの最新記事