亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

金市場の判断。米利上げは限定的。

2016年05月22日 01時11分12秒 | 金市場

本日は午後1時から渋谷にて90分間のセミナー。参加いただいた皆様、ありがとうございました。
5時に起きてNYのチェックやTV(WOWOW)でやっていた米女子ゴルフを少し見て、近くに散歩に出て、戻ってNHKの海外ニュース見ながら食事。それから、新聞に目を通して、PC開いて・・・・・。

金ETF、「GLD(SPDRゴールド・シェア)」の残高が20日も9トン近く増え869.26トンになっていた。条件がそろえば6月の会合(FOMC)もオープン(利上げあり)という話でNY先物市場は売られたが、ETFの方は当日の18日は残高に動きがなかったので、さすがに増加は一服か?と思っていたら19日に4.45トン、20日に8.92トンと増加。今朝チェックして9トン弱には驚いた。もっとも、5月3日には1日で20トン超増えたので、今回の議事録を受けた後でもこれだけ増えたことに驚いたということだが。

日本時間の21日早朝にCFTC(米商品先物取引委員会)が発表したファンドのポジションは、ロング(買い建て)、ショート(売り建て)ともに増えていた。本日のセミナーでも話したが、今回はこの重量換算でいまなお200トン超(オプション除く)のショートを抱えたまま推移していることが特徴といえる。過去最高のネットロング(買い越し)と聞くと過熱をイメージするが、過去の高値圏では200を超えるショートの存在はなく、一方的にロングに傾くというのがパターンだった。つまりパンパンの強気というわけでもないのが足元の内部要因といえる。もっともグロスでみたロングは34万枚にもなっており、来週の発表を見るまでは安易に書けないのだが、ETFを見る限りでは金市場は米利上げはなお限定的とみているということか。




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