亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

桜も終わり、つつじ、ハナミズキ

2009年04月19日 10時00分22秒 | 徒然(つれづれ)
朝6時台に近くの川沿いを散歩。桜は終わり「つつじ」に「ハナミズキ」の季節。昨日も東京駅からの帰り、気候が良かったので違う経路の駅で下車し30分ほど歩いた。ずいぶん日が長くなったなぁ・・・と。これ、ハナミズキと思って今朝、撮ったのですが・・。 . . . 本文を読む
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山が笑う

2009年04月18日 22時03分15秒 | 金市場
金ETFの最大銘柄「SPDRゴールド・シェア」が2日連続で残高を減らした。合計21.7トンはインパクトのある数字といえる。来週以降この流れが続くのか一過性なのか不明だが、先週先物市場でファンドの手仕舞い売りが先行していたが、同じ類の資金だろう。インドの需要が戻りかけたタイミングなのだが、まとまった売り物は内部要因としては需給改善の打ち消し要因。短期資金のETFへの流入は昨年あたりから指摘されてきた . . . 本文を読む
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金価格、直近の下値へ

2009年04月17日 22時57分43秒 | 金市場
金市場では金融の予想を超える決算を受けて、逃げ始めるファンドの動きがNYコメックスから出て、その後に判明したETFの目立った減少(8.25トン)が、また手仕舞いを誘うという流れ。先週6日月曜日のザラバ安値865ドルまで売られたところで、いま少し戻している。この辺りは一応、インドなどでも1万4000ルピー(10グラム)割れとなるところなので、今は買い引き合いが入り易い水準と言える。ただし、実需はサポ . . . 本文を読む
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楽観を戒めるデータ続出

2009年04月16日 22時38分56秒 | 金融市場の話題
金市場は超閑散相場。いまだにイースター休暇が明けていないかのような状況。ほとんどクリスマス休暇中のような相場が続いている。外部要因で方向性の出るものを待っているということか。開店休業。 米国関係のニュースで関心を引いたのは3月の米消費者物価(CPI)のデータ。前月比でマイナス0.1%と3ヵ月ぶりにマイナスとなった。これを前年同月すなわち1年前と比較するとマイナス0.4%となり1955年8月以来5 . . . 本文を読む
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オバマ演説、消費でなく貯蓄するアメリカ

2009年04月15日 22時50分32秒 | トピック
日本時間の昨夜、ワシントンのジョージタウン大学で演説したオバマ大統領。メディアでは「2009年は米国経済にとって厳しい状況が続く」あるいは「ほのかな希望の光は見え始めている」という(こうして並べて書くと矛盾するような)部分にスポットを当てて報じられていた。「困難で時に人気のない政策をとることになるだろう」という部分をTVニュースで見た方も多かろう。破産法申請という選択肢を視野に入れたGM問題だが、 . . . 本文を読む
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雇用悪化の影響はこれからか?

2009年04月14日 23時25分24秒 | 金融市場の話題
日本時間の今夜発表された3月の米小売売上高は前月比でマイナス1.1%。市場予想がプラス0.3%だったので大幅な落ち込みと言える。同時に発表された2月と1月の修正値は2月はマイナス0.1%からプラス0.3%に1月はプラス1.8%からプラス1.9%となった。つまりマイナスは3ヵ月ぶりとなる。3月は株価が安値から急ピッチで値を戻し、先週のウェルズ・ファーゴの見通しに昨日は1日発表を早めたゴールドマン・サ . . . 本文を読む
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米国の貿易赤字半減について

2009年04月13日 23時30分56秒 | 金融市場の話題
最近の物事の展開の速さを思うと先週の話などもはや旧聞という感じだが、4月9日に2月の米貿易収支の発表があり、見逃せない流れとの印象を持った。260億ドルの赤字という結果だった。あまり関心を引くニュースでもなかったが、前月比で28%の減少は96年10月(35%の減少)以来の大幅な減少だった。米国の月間ベースの貿易赤字というとピーク時には600億ドル優に超えており、為替市場ではこれだけの規模の赤字が続 . . . 本文を読む
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イースター(あるいは「パスオーバー」)休暇前で薄商い

2009年04月10日 14時04分38秒 | 金市場
市場を賑わした米銀大手ウェルズ・ファーゴの四半期で過去最高益(約30億ドル=3000億円)の見込みというニュース。株式市場にとって、3月初めのシティ内部で流れた途中ラップではあるものの「儲かってマス!」というパンディットCEOによる社内メールに匹敵するほどの効果があった。もともと4月22日に決算発表が予定されており、いわゆる“ウォーニング”だが良過ぎてサプライズとなった。カリフォルニアなど住宅の値 . . . 本文を読む
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揺らぐ自信、しかし材料として即効性なし

2009年04月09日 22時52分19秒 | 金市場
NYダウが3月9日にザラバの安値6440ドルを付けた後、急速に戻りに転じ短期間に20%を超える戻りを演じ、そこからモラトリアムというか何とはない“凪(なぎ)”状態がやってきた。そのタイミングで、すなわち3月下旬に米国の主だった地区連銀総裁から楽観ムードを戒めるような発言が相次いでいた。それが同時多発的に伝えられていたので、逆に何か隠れた材料でもあるのかと訝(いぶか)ってしまった。その疑問が昨夜の3 . . . 本文を読む
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債券市場(金利変動)から目が離せない

2009年04月08日 23時50分27秒 | 金融市場の話題
米国で金融機関の不良資産買い取り問題や公的資金の注入などをよそに「次はここ」とささやかれていたのが生保だった。運用対象に件の証券化商品を保有していたのは同じで、資産に相応の傷みを抱えているのも同じ。一般的な保障に加え年金分野などで個人への影響は無視できない。株価も一時よりは回復したとはいえ、業界としては年初から40%は下の水準。仮に格付け機関により格下げという事態に至ると、いくつかの生保は資金調達 . . . 本文を読む
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